あの日、私がどんな罪を犯したのか、具体的な話はしていませんでした。
彼女が明日、私の部屋に来るのは2回目になるのです。
以前にも書いたかと思いますが、私の住むマンションと彼女の自宅は子供の足でも15分はかからないほど近くにあります。
それは彼女が兄に襲われた翌日の土曜日のことでした。コンビニに買い物に行こうとマンションの外に出ると階段に彼女が膝を抱えて座っていたのです。声をかけました。
「お?、なんだ、こんなとこで何してる?」
振り返った彼女は明らかに泣き腫らした目を私に向けると、ようやく止まったらしい涙をまた溢れさせながら立ち上がると私に抱きついてきたのです。
ただ事では無いことは直ぐにわかりました。私に助けを求めて来たのだということもです。
「先生に会いにきたのか?」そう尋ねると私のお腹に押し付けた頭で頷きました。
泣いてる女児と外で話をするのは人目もあり、取りあえず私の部屋へつれていくことにしたのです。
そこからのことはまた後で書きます。
いかに私が鬼畜な行為を彼女にしたのかも、隠さずに書こうと思います。私は彼女の兄を責める資格など一切ない大きな犯罪を犯してしまったのです。
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