覚えているでしょうか。彼女の言った言葉に「私は兄のエサ」と言った言葉を書いたと思います。
大きく広いリビングには大きな水槽があり、大きな熱帯魚が居るんです。
その脇には少しだけ小さな水槽もあって、その中には赤い小さな和金がたくさん泳いでいるのです。金魚たちはその熱帯魚の生きたエサなのだと彼女が言うのです。
彼女の部屋で色々と話を聞いてるうちに、「兄のエサ」と言った彼女の言葉の意味がわかりました。
父親や母親が小さな和金を熱帯魚の水槽に落とすと、大きな熱帯魚は執拗に逃げ惑う金魚を追いかけ回すのです。必死に逃げますが最後は水槽の隅に追い詰められて、見ている彼女に助けを求めるように見るのだそうです。
そして……
その姿がまるで兄に下着を捕まれて引き剥がされ、恐怖で声も出せずに、ただ泣きながら必死に抵抗した自分のようだと。
母親の車が予定外に早く戻ってこなければおそらく、レイプは未遂には終わらなかったでしょう。
生理の始まったタイミングを思えば、最悪10歳の妊婦にされてしまった可能性すらあるのです。
父親はクリニックの医者なので何とでも隠蔽処理をするでしょうが。
兄は帰って来て私を見ると直ぐに家を出ていったので話はできますんでしたが、「こんにちわ」と声をかけても返事もなく、俯いて横目で暗く見ただけで通りすぎました。
頭はよくても人としての教育はされて来なかった少年のようです。
今日、改めてもう一度家族に会って話をしてみようと思っています。
あの兄はけっこうヤバイ印象です。
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