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2011/02/10 03:06:05 (yIAGd8Xf)
あの言葉を聞くまではいつもの夕食だった。
「来月から転勤になった。場所はどうも海外らしい。一年くらいかかるかもし
れない。一緒に来るか残るか決めてくれないかな?」
いきなりの申し出に、一瞬頭が混乱した。
夫が転勤や出張の多い役職だというのは分かっていた。というより、総合職で
ある以上、色んなところに飛んで行くのは運命ともいえる。勿論覚悟はしてい
たけど、実際にその日が来ると、どうにもうまく頭がまわらなかった。
「転勤?出張じゃなくて?しかも海外?どこにいくの?期間は?」
さっき聞いたことすら忘れて焦って質問攻めにする私に、夫は冷静に手短に私
の問いひとつひとつに答えていった。
覚悟していた方がパニックになり、何もしていない方が冷静でいる。人間とは
分からないものだと思った。
時間はまだあるから落ち着いてゆっくり考えてほしいという夫の助言も空し
く、その日は一日中心臓の鼓動がおさまらなかった。

結局、私は残るという選択肢を選んだ。理由は色々あった。言葉の問題、生活
の問題、そして一番の問題はレイのことだった。
日本に慣れ過ぎた彼を海外に連れて行くことはできなかったのだ。夫もレイの
ことを一番の懸念材料としていた。
彼を親族に預けるという手もあったが、若い私でも大変な大型犬の世話を、歳
をとった両親にさせるわけにはいかなかった。父も母も夫の両親も心だけは若
いつもりのようだが、一日預けてみた結果は燦々たるものだった。
そして何より、レイの私への独占欲だ。
大病を患わって家を空けてからというもの、彼が抱くのは私だけになった。き
っと、また私が何処かへ行ってしまうとでも思っているのだろう。彼は、その
恐怖に似た感情を、私を抱くという行為で紛らわせているのかもしれない。
私個人としては、一途なことは色々な意味で良いと思うのだけれど、今回ばか
りは彼のその気持ちが裏目にでた格好だ。
はっきり言って、夫と別れるのはつらい。今思うと、あの時、無理についてい
けば良かったのではと何度も思う。しかし、彼のことを考えれば、私には選択
肢が最初から一つしかなかった。

彼が旅立ってはや数か月が経とうとしていた。
私の心には言い表せぬ孤独感と不安感が漂い始めていた。
友達もご近所も親戚もうざったいほどいるし、挑戦したい習い事もあったの
で、この数か月、夫がいなくても充実した毎日を送ることはさほど難しいこと
ではなかった。
しかし、当たり前のように存在していたはずの「夫」という存在は、意外と大
きかったようだ。
いつもの炊事、洗濯、習い事、友達とのおしゃべり・・・。全てがとても面白
かったはずなのに、何かが足りない。そして、夫の身の安全ばかり気にかけて
しまう。
「旦那がいないからつまらない?いいね、夫婦仲が良くて。私ならせいせいす
るけど。今日はゴルフだそうだけど、永遠に球遊びしてりゃいいのに(笑)」
母にそのことを相談したらこう大笑いされた。
「心配しすぎなんじゃないの?戦場カメラマンが行くようなとこ行ったわけじ
ゃないんでしょ?」
大学時代の友人にもそう言われた。
そして、二人とも、「しっかりしなさいよ」と最後に付け加えた。確かに、留
守を任されたものがこれではいけない。もっとしっかりしなければ・・・。

そんな時だった。
尖閣諸島で国際問題が起きたというニュースを聞いた。夫の勤め先の国とは何
も関係のないことだが、夫の取引先にはその国の会社があった。
私の不安はピークに達し、夫の帰宅時間を見計らって国際電話をかけた。夫
は、「君は心配し過ぎだよ」と私をからかった。
確かにそうなのかもしれない。でも、私は夫を想わずにはいられなかった。そ
の原因として、最近の私の行動があった。
夫が疲れて帰ってきてもレイとの営みを優先していたり、習い事にいって遊ん
でいたり。全ては、夫が必ず帰ってくるという前提のもと起こした行動だっ
た。
しかし、今回は、いつ帰ってくるか分からない。あの時、ちゃんと労をねぎら
っておけばと後悔した。
対外不安のニュースを聞いてすっかり落ち込み、パニックになりそうだった私
の目に飛び込んできたのはレイだった。
彼は、不安におびえる私のところにゆっくりと歩み寄ってきた。私は、彼が何
を求めているのかを理解した。私の心は彼に見透かされていたのだ。私は彼を
その場で強く抱きしめた。そして、私を思い切り犯すよう命じた。その時の彼
は、笑っていたように思えた。

私が下着を脱ぐやいなや、彼は目の前の女に飛びついてきた。
彼は、先ほどの命令通りに、下半身生まれたままの姿になった私を思い切り犯
した。彼の荒々しい一突き一突きが、私の中の孤独と不安を次々に打ち消し
た。そして、瘤の膨張と途方もなく続く射精が、私から思考と言う行動を奪い
去っていく。
これが犬との交尾だ。いくら意識を集中させようと思ってもそれを許さない。
次から次へと押し寄せる快楽が、人間が手に入れた知能という剣を一瞬で錆び
つかせていく。私もその運命から逃げられない。ほどなくして、私は、快楽に
身を任せるだけのメスと化した。

何分経っただろう、私はふいに現実に戻った。レイとの交尾が終わった。
私は、今回のSEXでいつもの日課では味わったことのないような快感を得た。
その時、私は、そのSEXに心から満足していると感じていた。そして、レイと
のこの営みこそ私に必要だと気付いたのだった。
友達と遊んでも、習い事をしても、何か充実しきれなかったのは、自由な時間
の時でさえ頭の片隅に孤独と不安があったからなのだ。しかし、レイとのSEX
ではそんなものを考えていられる余裕はない。だからこそ心から満足できたの
だ。夫が旅立ってから最低でも2週間に一回は交尾してたのに、なぜこのこと
に気がつかなかったのか。きっと、まだその頃は何だかんだで心に余裕があっ
たに違いない。今回のニュースで、その余裕が吹っ飛んだことで、自分が変わ
ってしまったんだろうと私は思った。
私は、新たな心の支えをくれたレイに感謝した。しかし、これが過ちだったと
気付くことは、この時には出来なかった。

人間とは弱い生き物だ。つくづくそう思う。何もない場所から心の拠り所をみ
つけると、それにずっと依存するようになる。無論、私もそうなった。私は、
あの日から、寂しさと不安に精神が支配されそうになると、レイを求めるよう
になった。
彼に抱かれてる間は、快楽以外は何も感じられない、大好きなはずの夫の顔す
ら浮かばなくなる。何も不安に思わなくて良い、何も心配しなくていい。私に
とって必要な時間だった。勿論、レイにとっても重要な時間だった。
彼は最近、夫とすこぶる仲が悪い。私を独占するのに彼にとって夫は邪魔なの
だ。夫と言うより私にまとわりつく全てが憎いのかもしれない。だからこそ、
私と二人きりで過ごせるこの日々は彼にとって本当に大事なものなのだろう。
あの日以来、犬が変わったように私を求める。そして、私も精神を保つために
彼を求めた。
利害関係が完全に一致した私たちは毎日のように交わった。疲れた時は、交尾
ではなくクンニをしてもらった。日に日に高まる彼への依存に恐怖しながら
も、私は彼を求めた。Qさんのことを知っているので、大きすぎる依存がいけ
ないことだとは分かっていはいても、もはや止める術がない。
このままレイの独占欲に支配されてしまうのか、そう思っていた時、ふいに夫
が帰ってきた。
「正月くらいは日本で過ごしたかったからね。」
そう言った夫の笑みに私は救われた。逆に、レイはあからさまに嫌そうな顔を
して夫を迎えた。
レイのことは大好きだ。でも、超えてはいけない一線がやはりある。他人から
見たらK点すら超えているように見える今の関係の中でも、やはり最後の一線
はあるのだ。はっきり言って、あれ以上依存していたら、レイなしでは生きら
れない体になってしまったかもしれない。心が折れる寸前だった。夫が帰って
きたタイミングは、本当にギリギリだった。

夫は、また海外へ旅立つ。今度は依存しすぎないよう、一線を超えないように
自分に色々と課してみたいと思っている。母や友人が言った通り、私はしっか
りしなければいけないのだ。
次に夫に会うときは、私もレイも笑顔で迎えられたらと切に思う。


ということで、妻の証言を聞きながら、妻の視点から、私がいなかった間のこ
とを投稿してみました。文章作成担当はケーシーですが、言葉の表現はなるべ
く妻の証言をそのまま引用するようにしましたので、リアルな彼女の感情が読
み取れると思います。
たまにはこういうのもいかがでしょうか?

むこうの事情で二週間くらい遅れましたが、数日後に日本を発つ予定です。も
し、暇があれば投稿したいと思います。それでは♪
レスの削除依頼は、レス番号をクリックして下さい
2
投稿者:ケーシー ◆SjZ0vVp2p.
2011/02/10 03:24:07    (yIAGd8Xf)
>>高峰さん
愛好者の方々にもHNはそれが由来かと言われましたが違いますよ

>>(無名)さん
投稿間隔が空いてしまってすいません。定期的に投稿できるよう頑張りま
す。

>>トモさん
今回投稿してみました。ご希望に添えたかどうかは分かりませんが・・・。

>>吉さん
おめでとうございます。
正月は妻とゆっくりしました。また留守にするので心配はつきません(笑)

>>僕のアナルは便所穴さん
仕事キツイです・・・。そして、文化の違いがそのキツさに拍車をかけま
す。日本って何だかんだで良い国ですね・・・。

>>やすさん
Aさんは、今、社会人としてこの不況の中頑張っていますよ。女性だと色々大
変なことも多いようですが、耐えるしかないですね。
性生活の方は、Dさんのところで交尾といういつもどおりのスケジュール。あ
と、夏に来日したレズさんと日本見物したついでに熱い夜を過ごしたそうで
す。肝心の男ですが、独身の先輩社員が気になっているようで、飲み会で交
換した連絡先にたまにメールやら電話やらしてるそうです。そこから発展す
るからどうかは本人次第でしょうけども。

>>みかさん
所謂、パブロフの犬というもので調教してみる方法があります。ここでしか
セックスしてはいけない、この服の時以外はセックスしてはいけない、な
ど。場所や物などで覚えさせてみてはどうでしょうか?
どういう状況が分からないのでこんなアドバイスしか出来なくてすいませ
ん。
3
投稿者:ささ ◆NqySCVZBSk
2011/02/10 04:22:13    (Lb5tgORT)
いつも読ませて頂いてます。今回の切り口個人的には大好きです
4
投稿者:(無名)
2011/02/10 04:31:15    (okI5.5Bj)
奥さんはまだ戻ってこれる位置にいたとして、「Qさんみたいになりたくない」と奥さんに思わしめたQさんの現況が気になりました

それはそれとして、日本って本当にいい国ですよね
5
投稿者:みか
2011/02/10 21:12:43    (zexnOuvY)
お返事ありがとうございます
彼は私が何をしていても2本脚になって押し倒そうとしてきます
この前は生理のときに求めてきて拒んだら吠えてきました(威嚇?)
具体的にはどのようにすればいいのでしょうか?
彼の犬種はマスティフです
6
投稿者:ケーシー ◆SjZ0vVp2p.
2011/02/13 05:32:00    (HGDivtSf)
>>さささん
ありがとうございます。またやってみますね。

>>(無名)さん
Qさんの現状はですね、もう犬に完全に溺れてしまっています。
海外で働いているせいか日本は良い国だと実感しています。

>>みかさん
簡単に言えば、ある条件でのみ交尾して良くてその条件以外は駄目というこ
とを犬に教えるわけです。
例えば、赤い服の時に交尾させて、それ以外の時は完全に拒否する。これを
繰り返すわけです。つまり、犬に学習させます。こうすれば、赤い服以外の
時は襲ってこないはずです。
ただし、最初のうちはなかなか言うことを聞かないと思います。なので、厳
しく拒否してください。最悪、怒るのもありです。逆に、受け入れるときは
優しくしてやってください。飴と鞭ですね。
みかさんのパートナーの年齢が分からないので何とも言えないのですが、こ
のしつけだけは早めにやった方が良いです。主従関係で下に見られてからで
は遅いので。
7
投稿者:やす ◆jfltvOnL52   no0228
2011/03/01 07:31:11    (37eFnrVv)
ケーシーさん、すでに異国の地にて仕事頑張っていられることでしょうね!
海外で仕事をすると、日本の良さがしみじみわかります。

今回の女性視線での投稿、とても解りやすかったです。
まだまだこれから難関があると思いますが、頑張ってくださいね。
応援しております。
8
投稿者:ヒーロー
2011/03/05 23:03:44    (fYob8DN1)
お久しぶりです。
 もうすでに海外に行ってるんでしょうね。

 今回の文章を読んで、「あれ? もしかして奥様が書いてるのかな?」と
思ってしまいました。まるで小説を読んでるようでした。
読んでみたいですね。フィクション半分、事実半分の奥様の官能小説。

 だけど、こうゆう奥様の心情を事細かに書けるということは、ちゃんと
コミュ二ケーションをとったという事なんでしょうね。
良かったです。と同時にうらやましくもなりました。
「ケーシーさん、スゲー愛されてんな~。」と・・・。

海外ではくれぐれもお気をつけください。日本人は狙われるらしいので。
9
投稿者:(無名)
2011/04/24 09:44:36    (qN6iMchD)
下手すぎます
10
投稿者:みか
2011/06/11 20:28:01    (cAHaY/NN)
犬にコンドームを付けさせられますか?
もし出来るならどこのメーカーがいいのでしょうか?
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