中学生のころ、ブルマがどうしても欲しくて、隣町のスポーツ用品店で購入したことがあります。
恥ずかしくて、なかなかお店に入ることができずに、何度もお店の前を行っては戻りしたのを覚えています。
意を決して、お店に入ると、お店のおばさんが奥から出てきて、「何をお探しですか?」と笑顔で聞いてきました。ブルマが欲しいとは言い出せずに、お店の中をキョロキョロしていると、おばさんはもう一度「何を買いに来たの?」と聞いてきました。
僕は、恥ずかしさに押し潰されそうになりながら「ブルマありますか?」と小さな声で答えました。
おばさんは、驚いた様子で「えっ、ブルマ?」と、さっきまでの笑顔から明らかに僕を怪しむ表情に変わりました。僕は、「あ、あの、お姉ちゃんが・・・」と言い訳にもならないような言い訳をしてしまいました。中学生の弟にブルマを買ってきてなんて頼む姉なんて普通いませんよね。
おばさんは、怪しみつつも「お姉さんどこ中学校?サイズは?」と聞いて、僕が「(隣町の)中学です。サイズはMです」と答えると、棚からブルマを取り出してくれました。
おばさんは、代金を受け取ると、ブルマを袋に入れて渡しながら、「男子がこういうのに興味があるのは分かるけどね、お家ではちゃんと隠しときなさいよ。お母さんに見つかっちゃダメよ。」とさっきの笑顔で言ってくれました。
中学生のウソなんて、すぐにばれてしまっていたわけですね。
初めてブルマを購入したあの日のドキドキ感は、今でも忘れられません。