過去に三度ほど内科系の病気で、有名な大病院に入院したことがあります。そこは割りと大きな病院にも拘らず、採血や点滴などは、研修医ではなく看護婦がしてくれます。病院の中はしっかりしていて浮ついた話など微塵も聞こえてこない病院でした。影でひそかにというのは、あるのかもしれませんけど、くびをかけてまで行動を起こす看護婦さんは周りにはいませんでした。
それで何が楽しみだったかというと、点滴のときに、手が胸にあたってしまうことがあるんです。ベテランは慣れているもんだから自分の胸に手が当たらないように、うまい具合に針を入れてさっさと次の患者の所にいってしまいます。しかし、四月に看護婦になったばかりで病棟デビュウ間もない新人さんはいいよ。まず一回で針が上手い具合に入ることが無い。本当は一度失敗したら先輩に頼むことになっているようなのですが、私は喜んで練習台になってあげます。2度3度失敗してもニコニコしてさせて上げます。どうして痛いのにガマンしているのかって、それは新人さんは、血管に針を入れることに夢中になって、自分の胸に手が当たっていることすら気ずかずに必死で血管に針を入れようとしています。大抵は、軽く胸に手が当たる程度なのですが、中には手の上に胸が置かれておっぱいの柔らかさが分かったりすることや、両胸の間に手が挟まったりするなんてこともありました。もう下半身はびんびんになってきて悟られないようにするのが大変なんてことも何度かありました。それも2,3ヶ月もすると、もう上達してきて上手いもんさ。おっぱい触れるチャンスもめっきり減ってつまらなくなります。皆さん入院するなら4月末から6月くらいがいいですよ。