高校3年の最後の年を迎えるというのに、新人戦で怪我をした俺は、寮生活
のみんなと離れ見ず知らずの街の病院に入院していた。
その時出会ったのが弥生だった。弥生は、若手看護婦の一人だったが、
田舎からこの街(俺の地元から見れば、ここも田舎だった)に出てきた為、
境遇が似ていたので、簡単に親しくなった。
オフシーズンみたいなものか、学生部屋に近かったこの部屋は、俺以外誰も
いなかった。そのせいもあってか、密室だったので回りに気兼ね無く、
不満や愚痴、世間話や田舎の彼氏の話などと割と親しく話していた。
短期間だが田舎に帰って彼氏と会うと言うことで笑顔だった弥生が、
急の暗くなったのは、田舎に帰る前日だった。消灯前の見回りでやって来た
弥生が暗いので、軽く声を掛けたのだが、いきなり泣き出してしまった。
聞けば、遠距離恋愛だった彼から別れ話を持ちかけられたらしい。
折角の久々の帰省の前日だというのに・・・
ベッドの横で泣いていた弥生を胸で抱きしめていたが、雰囲気に飲み込まれた
感じで、俺は弥生の唇を奪った。弥生は、呆然としていたが黙って部屋を
出ていってしまった。当時、まだ車椅子での移動もままならぬ状態だった
俺は、後も追うことが出来ずに気まずさのみが残っていた。
その晩は、なかなか眠れなかった。12時の交代時間を待っていたことも
あるが、その間に弥生は来なかった。1時を過ぎ、諦め掛けていた時、
ドアが開いた。見回りの看護婦と思ったが、気配が消えないのでふと目を
開けると弥生が立っていた。私服姿の弥生は、何故キスをしたのか問い
かけたが、俺は答えに戸惑った。悩みながら、弥生の涙を見て守って
やりたくなったとか、言葉を選びながら話すと、「私のことを好き」と聞く
ので素直に頷いた。弥生はいつもの笑顔に戻り、「私も」と言いながら
唇を重ねてきた。入院生活中で溜まっていたせいで、キス1つにも俺の
下半身は、影響されていた。弥生もそのことに気付き、戸惑った表情に
なったが、俺のズボンに手を掛けて俺のペニスを取り出した。
弥生の手に握りしめられた俺のペニスは、余計に堅くなってしまった。
弥生は、俺のペニスを下手ながら丁寧に銜えてくれた。一気に放出した
ザーメンも飲み込んでくれた。俺は弥生を引き倒してシャツを捲り上げて
いたが体制的に脱がせられない。弥生も気付き自分から服を脱ぎだした。
カーテンから漏れる月明かりに弥生の裸体を見ながら再び引き寄せた俺は、
ふっくらした弥生の胸に顔を埋め、堪能させて貰った。
弥生は、俺のペニスを胸に挟みパイズリをしたり、フェラチオはしたが、
SEXは、時間もあり出来なかった。
弥生にとって「一夜の過ち」になるかと思ったが、弥生は本気で俺を好きになってくれていた。俺も本気で弥生を好きになった。
弥生と出会う前は、順調に回復しても最後の大会にも間に合わない知れない
と主治医に言われ、リハビリも怠っていたが、弥生は暇を見つけては、
リハビリに協力してくれた。俺も弥生も互いに体を求めなかったが、
二人の距離は近くなっていた。弥生のおかげで予定よりも早く退院すること
になった。退院前夜、弥生は「おめでとう」と祝ってくれたが、その顔には
笑顔は無かった。俺も同じだった。俺は久々に弥生と唇を重ねた。
弥生は、泣き出してしまったが、俺はメール交換をすることで弥生も納得
してくれた。弥生とは、メールの交換をしながらも互いに会えない辛さが
あった。寮から外出することは出来ないので会う機会が無かったが、
その反面足は順調に回復し、最後の大会に出場することが出来た。
有終の美を飾り、進路も決めた冬休み、俺と弥生は久々に会った。
弥生は、最後の大会の時も来てくれていたし、離れていても不安は無かった。
弥生は、俺の進学によって又離ればなれになることを悲しんでいたが、
俺は地元の推薦を蹴って、こっちの大学への進学を決めていた。
弥生は、回りの人の目も気にせずに喜びの涙を流していた。
ホテルに入っても泣いていた弥生だったが、俺の求めには応じてくれた。
前回は、足の怪我で弥生に全てを任せていた分、今度は俺が弥生を抱いた。
半年ぶりの弥生の裸体は、月明かりで見た以上に綺麗だった。
俺が唇を求めると、弥生も舌を絡ませて応じてくれた。その舌を徐々に下に
持っていき、弥生の太股に手を掛けると弥生は、激しく抵抗した。
前回は、俺は弥生のこちら側を一切見ていなかった。弥生のあそこは
非常に綺麗で、既にかなりの濡れた状態だった。俺は夢中であてがうと
一気に押し込んだ。その時、弥生が苦痛の声を上げたので、驚いたが
弥生はまだ、処女だったらしい。それでも弥生は、堪えながら俺を受け
入れてくれた。その晩、俺は何度も何度も弥生を求めた。会えなかった
日々を取り戻すように。
その後、大学の進学と同時に弥生と俺は、同棲生活を始め、俺の卒業を
待って籍を入れた。弥生は、その度に涙を流す泣き虫だが、そんな弥生が
俺は一番好きだ。