今から五年位前の事です。私は当時、睡眠時無呼吸症候群という病気の疑いから、検査入院をすることになりました。場所は群馬の前橋にある大学の附属病院で、幼少の頃から幾度となく訪れた場所でした。検査というのは、簡単に言うと心電図の顔版ですね。顔に様々な電気コードを付けて、電気信号で呼吸の有無を調べるものでした。当然、寝返りは疎か、身動きさえできない状況で、深夜、尿意で目が覚めました。ナースコールをすると、看護学科の研修生がやってきました。私は、これから起こる行為に興奮し、痛い程に勃起して、出るものも出ませんでした。
しかし、出さないわけにはいきません。こういう場合、最悪の時は尿道カテーテルを使って出すこともあるからです。私は何とか尿を出したんですが、途中で止まってしまいました。それを出切ッたと考えたのか、尿瓶が外されました。それと同時に溢れ出す尿。私は、おもらしをしてしまったのです。どう、取り繕うか思案していると、逆に、研修生の方から謝罪してきたのです。聞くところによれば彼女は、ここのところミスばかりで、さすがに成績がまずいとのこと。とりあえず、着替えさせてもらうことにして、着替えを取りに行かせました。その時… 私の脳裏に、友人から買った裏ビデオの内容が過ぎったのです。それは、『手を骨折した患者のトイレの介助をした看護婦が戸惑う患者を、そのまま性行為に縺れ込む』という、痴女系の内容でした。そんな妄想をしているところに、研修生が帰ってきました。私は、このナースの卵に、ビデオのようなことをさせられないかと考えながら着替えさせて貰っていました。半ズボンが降ろされ、続いてトランクスが降ろされました。私の意に反して、ペニスは限界まで怒張し反り返っていたのです。研修生の手が止まりました。
私はわざと、『何してるんですか?早くしてください。』と、恥ずかしがるそぶりをしました。驚くのも無理はありません。普段は普通サイズのペニスも、勃起すれば、往年のピンク映画の俳優ハリー・リームズも真っ青の長さと太さを持った【巨根】になるのですから。私はさらに、『このことは、指導教官の林(仮名)先生に報告しておきます。いいですね。』と脅しともとれる発言をしました。研修生は焦ったようです。二日前に入院して、病棟から出たことのない患者が、自分の訓練教官の名前を知ってるのですから。
最初に書いたとおり、この群馬の大学の附属病院は、私の庭のようなもので、知り合いの医師も沢山いましたから、私が入院したと知って、林さんを含め数多くの先生方が見舞に来てくれました。その時に、このダメ研修生の話を聞いたのです。ただ、この研修生の父親がかなりの大物らしく、娘の入学に際して、多額の寄附金を大学に渡したらしいのです。そのため、ミスをしても大きく成績を下げることが出来ないとも聞きました。しかしながら、林さんは、『患者から苦情が出れば、正当な理由をつけて切れるんだけどなぁ』とも言っていたのです。
どうやら、研修生はそのことを恐れているようでした。そして、この研修生が昨日まで小児科担当で、どれだけミスをしても、直接、苦情が来ない場所にいたことも知っていました。そこで『私は、林さんとは旧い馴染みで、よく連絡もとるんだ。』と言って、私への愚痴を事細かに話して聞かせると、研修生は涙目になって『このお詫びはします。だから、先生に教えるのだけは許してください。』と言ってきたのです。しかし、私は首を縦には振りません。あの言葉を待ちました。『何でもするから、助けてください。』という、この言葉を…。