性病の話題

カンジダの薬は市販されてないしね
って言うか、受診してないならそれカンジダかどうかもわからないわけっしょ？
それなのにカンジダって決め付けて「カンジダの薬」なんか使おうとする事の危険
性をもっとわかってもらいたいな
カンジダじゃないのにカンジダの薬何か投与したら、カンジダの菌が死ぬことで、
カンジダ以外の菌が爆発的に増えたりするんだよ？

ドラッグストアで売ってる塗り薬って何？
たいていは「かゆみ止め」とかでしょ？って事は、「症状を抑えるだけ」であって
「病気そのものを治す」わけじゃないんだよ
つまり症状が軽くなっても、病気そのものはそのまま進行してるって事
受診するまでの辛さをしのぐために一時的に使うならそれもいいけど、
「症状が消えた」または「軽くなった」ことで「治った」と勘違いしないようにね
あともうひとつ、「生理前でホルモンバランスがくずれて」って、それでいくと生
理前の人は皆カンジダにかかる事になるよ？それは違うと思う

カンジタ症は真菌が異常に繁殖した状態です。
真菌は水虫の白癬菌や病原性酵母菌の仲間です。
体内には多かれ少なかれ棲んでいます。
湿気と糖分があると元気好く繁殖します。
膣の入り口の痒み、白いおりもの、特有の匂いがあります（かなり臭い！）
抗生物質やステロイド剤を使ったり、ピルの常用で繁殖する事があります。
最近は風俗を媒介に口，手、性器を通して異常に流行ってます。
治療は各種の抗真菌剤の塗布、投与でおさまります。
元になる原因もありますから専門医に相談した方が好いと思います。

どうし様もない場合は寝る前にビオフォルミン(乳酸菌）を２錠膣の中に入れて下さ
い。4日続けると１０日ぐらいで好くなってくると思います。
真菌の繁殖を発芽した乳酸菌が抑えます。
ビオフォルミンの乳酸菌は膣内では増殖できませんので安全です。

：治療
外陰・膣カンジダ症の治療の原則は、抗真菌剤の投与と上記の増悪因子の除去であ
る。膣坐剤や軟膏・クリーム剤の使用にて短期間に治癒することが一般的である。
しかし、難治性あるいは反復性カンジダ症の治療においては、発症増悪因子の除去
が重要である。抗生物質やピルの使用を中止し、セックスパートナーの男性の陰茎
に抗真菌剤の塗布が有効な場合もある。掻痒感に対してステロイド剤の使用は禁忌
である。

抗真菌剤
一般名 商品名 剤型
imidazole系 クロトリマゾール エンペシド膣錠 100mg/錠
エンペシドクリーム 10mg/g
エンペシド液 10mg/ml
硝酸オキシコナゾール オキナゾールクリーム 10mg/g
オキナゾール液 10mg/ml
オキナゾールV100（膣錠） 100mg/錠
オキナゾールV600（膣錠） 600mg/錠
イトラコナゾール イトリゾールカプセル（内服） 50mg/カプセル
硝酸イソコナゾール アデスタンクリーム 10mg/g
アデスタンG100（膣錠） 100mg/錠
アデスタンG300（膣錠） 300mg/錠
硝酸エコナゾール パラベールクリーム 10mg/g
パラベール液 10mg/ml
パラベール膣坐剤 50mg/個
硝酸ミコナゾール フロリードD（クリーム） 10mg/g
フロリードD液 10mg/ml
フロリード（膣錠） 100mg/錠
フルコナゾール ジフルカンカプセル（内服） 50mg・100mg/カプセル
polyene系 アムホテリシンB ファンギゾン内服錠 100mg/錠
ファンギゾンシロップ 100mg/l
トリコマイシン トリコマイシン膣錠 5万単位/錠
トリコマイシン軟膏 15万単位/g
ナイスタチン ナイスタチン錠（内服） 50万単位/錠
マイコスタチン軟膏 10万単位/g
ピマリシン ピマフシン軟膏 20mg/g

それ全部市販されてないじゃん