性行為を通じて感染する病気を総称して「性感染症」と呼んでいます。
近年、性感染症は男女問わず増加の傾向にあり、特に若年層に広がりつつあります。淋病、クラミジア、陰部ヘルペス、尖圭コンジローム、エイズ(HIV)、梅毒、トリコモナス、B型肝炎、C型肝炎、そけいリンパ肉芽腫、膣カンジタ、毛ジラミ等の種類や症状が様々で、そのまま放っておくと、副睾丸炎や急性膀胱炎、腹膜炎などの合併症を引き起こすことも珍しくありません。また中には死に至るもの、男女共に不妊症の原因になるものもあります。
日ごろから清潔にしておくことと、コンドームを使用することは言うまでもありませんが、よく観察し、おかしいと気づいたら早めに病院を受診しましょう。
今でも性感染症は他の疾患に比べ、恥ずかしい病気と考らえており、受診しにくいことが多いようですが、早期発見、早期治療が重要です。
また、治療はパートナーと共に行うことが大切です。