どうも、こんばんは。今回は前回の続きです。長いし妙にどろどろしていますが、その辺はご了承ください。
「二回目の夜も夫は気付きませんでした。消臭剤を使っていたので、犬臭さはなかったのですが、その消臭剤の臭いも気付かなかったのです。結構香りの強いものにしたはずなんですが・・・。正直、ショックでした。本当に無関心なんだなと。仕事で疲れているのも分かります。夫の稼いできたお金で私もポチも食べさせてもらっているのも・・・。でも、あまりにひどいじゃないですか。この時点で私は夫を“男”として見限りました。」
旦那さまとの男女の関係を断ち切ってしまったQさん。ここから修羅の道が始まります。
「二度目の交尾から、ポチは一週間に一度くらいのペースで私に発情するようになりました。時間と場所を考えてくれないのが難点で、一度、子供の学校へ行く支度をしている時に抱きついてきて焦りましたが、何とかやり過ごして事なきをえました。子供や夫はじゃれていると思って、私たちを笑っていました。まさか、それ以上の深い関係になっているとは彼らは気付きもしなかったでしょう。二人を送り出した後、私たちはすぐに寝室に行きました。そして、すぐに交わったのです。私は、もしかすると、二人が忘れ物を取りに来るかもしれないと思いましたが、逆に、それが私を興奮させました。瘤で繋がったらもう逃げられない。帰ってきたらどうしよう。考えれば考えるほど、私の快楽レベルは急上昇してゆきました。そのおかげで、その時の私は、ほとんど痛みを感じることなくポチとSEX出来ました。でも、ここで私の箍が外れてしまったのです。今までは痛いだけで義務でやっていたポチとのSEXが、気持ちの良いものだと脳が認識してしまった。何度も経験することで私の身体がポチのサイズに合ってきたのもありましたが、もうこれで私は本当に虜になりました。」
ポチとの交尾に快感を得るようになったQさん。もうここからは止まらなくなりました。
「私は、ポチが発情するのが待ち遠しくなってしまいました。待つ一週間というのは本当に長いのです。待っている間の私は、普段の家事や日常生活に何も身が入らなくなりました。やっと発情した時は、もう仕事などほったらかして、ポチと寝室に駆け込みました。もうポチを助けてあげるという義務感など消えていました。いつのまにか、私がしてほしいと思うようになっていたのです。犬とのSEXを経験したら離れられない・・・。まさにその通りでした。私は、彼の一突き一突きに喘ぎました。瘤がもたらす真の快感にむせび泣きました。そして、終わった後に見せる彼の優しさにときめきました。もう本当に離れられなくなったのです。」
Qさんは、こうも言いました。
「夫や子供に隠れて行うという背徳観も、私を燃え上がらせました。いつ見つかるか分からない、私とポチとの秘密。絶対に知られてはいけない秘密。夫が汗を垂らして仕事をしている間、子供が学校で勉強に勤しんでいる間、私は、犬の瘤で繋がって、アンアン喘いでいるのです。そう思うと、ぞくぞくして、SEXにより深い快感を感じるようになりました。理想の妻と母親を演じてきたからか、反動がとても凄まじかったのでしょう。今までは不倫なんてけがらわしいと思っていたのに、相手が犬とはいえ、いざしてみると、もう興奮して仕方ありませんでした。」
今までの反動で、Qさんは燃え上がり、彼女は変わってゆきます。
「私は、理想の妻と母を演じることに疲れていました。家庭を顧みない夫、遊んでばかりで言うことを聞かない子供、うざったい近所付き合い・・・。なんでこの人たちのために私は犠牲になってるの?そう思うとイライラして、ストレスがたまって・・・。その日もそうでした。勝手にゴルフの約束をしてきた夫と朝から大喧嘩、寝坊したのは自分なのに私のせいにする子供、もう爆発しそうでした。そこに、ポチがいたのです・・・。その時、初めて私から彼を求めました。だって、彼は唯一、私に優しくしてくれるんですよ。だから、私は彼の愛が欲しくなったのです。彼もそんな私に応えてくれました。彼は、最高の快感と愛を私に与えてくれました。この時、私たちは相思相愛になったのです。今までは、彼の愛に私が応えていただけでしたが、私の愛を彼が受け入れてくれたことで、両思いになったのです。種族の違い?関係ないです。愛する者どおしが結ばれるのは当たり前のことです。世間から見ればおかしいというのは百も承知です。ですが、私はそうは思いませんでしたし、これからもそう思うことはないでしょう。さっきも言いましたが、愛する二人は結ばれて当たり前なのです。」
晴れて?相思相愛になったQさんとポチのその後は・・・。
「私の生活はポチが最優先となりました。ご飯でもなんでもポチが最初。ポチにご飯をあげてから、彼の散歩が終わってから、初めて他の人間の番です。愛する人が優先なのは当たり前です。ま、平日の夫は、食事は夜中に帰ってきて食べるし、休日の食事は適当だし、子供も塾があったりで食事は不規則だしで、ポチが優先になろうと家庭生活に何ら問題はなかったのですが。ただし、ポチが優先になったことで、私の家事は手抜きになりました。ポチと愛し合う時間が優先なのですから、そっちに時間が多くとられればそうなるのも当たり前でしょう。日中はポチと愛し合う時間なのです。」
しかし、ここで問題が起きてしまいます。それは・・・。
「私の体力の問題ですね。一日に何回もというのは身体がもちません。ある日のことですが、朝食準備中に抱きついてきて夫や子供を送り出して寝室直行。一時間近くかけて終わらせて、朝食の片付けや朝の仕事をやっていると、また後ろから抱きついてきて、また寝室へ。終わって、ふらふらになりながら仕事の続きをしていると、またまた抱きついてきて、またまた寝室へ・・・。そして、仕事をしているとまたまたまた・・・。もう勘弁して~という感じでした。結局、その日は、5,6回はポチとSEXしたと思います。そのおかげで、仕事どころか、食事もままなりませんでした。夫や子供には風邪を引いたと言い、家事も何もしませんでした。瘤で30分前後繋がったままというのは、とても体力を消耗するんですよ。しかも、繋がっている間は、ずっと快感漬けですから・・・。それが何回もでしょ?身体、壊れますよ・・・。」
そして、更なる問題がふりかかります。
「子供に見られそうになったことです。子供が学校から帰ってくる時間にポチが突然発情して、何とか子供が帰ってくる前に済ませようとSEXしていた時、案の定、子供が帰ってきてしまったのです。ドアが勢いよく開く音がして、「ただいま!」という声が聞こえた時といったら・・・。心臓が破裂すると思ったほどでしたよ。私は息を殺して、子供に見つからないようにしました。口を手で押さえても、快感から声が漏れそうになりましたが、必死でこらえました。子供がいるはずの私を捜し、ついに寝室付近に足音が近づいてきます。しかし、子供は、寝室をやり過ごし、そのまま出かけて行きました。私の仕掛けておいた策に子供が何とか引っかかってくれたと安堵しました。私は、一応、今回の様な不測の事態に備え、準備だけはしておいたのです。それは、食卓の上に、『母、買い物中。おやつは冷蔵庫。遊びに行くなら、日が暮れる前に帰ること。』という書きおきを置くことでした。古典的な手法ですが、居留守を使ったのです。留守なのに寝室の鍵が閉まっているのも不自然ですが、わざわざ寝室の状況まで調べに来ないだろうと・・・。でも、この時ばかりは本当に焦りました・・・。」
このような問題に直面したQさんですが、関係は変わりませんでした。
「子供に見つかりそうだったと言うのに、あんなに感じて・・・。私は、子供に見つかるのではないかという危機的状況に興奮していたのです。そして、子供をやり過ごした後は、ついさっき見つかりそうだったというのに、獣みたいに喘いで・・・。私はもうポチから離れられなくなっていたのです。子供に見られそうになろうが、何だろうが・・・。いえ、もう見つかっても良いとさえ思っていたのです。私にはポチしか見えていませんでした。その後も、子供の帰宅時間でもなんでもSEXしていました。見つからなかったのは奇跡としか言いようがありませんでしたが、子供には一度も見られませんでした。むこうも、遊びに行きたいときに口うるさい母親がいない方が良かったのでしょう。置手紙を読むと、すぐにどこかへ行ってしまうようでした。親子関係が希薄なのが役に立ったのは皮肉でしょうかね・・・。また、夜は発情することがなかったので、夫の心配はいりませんでした。もう一つの問題の体力は、走りこみで無理矢理解決しました。ダイエットにもなって、健康にも良いので一石二鳥でしたよ(笑)」
アブノーマルな世界にどっぷりはまってゆくQさん。しかし、良いこともあったようで・・・。
「ママ友や、学生時代の友達に、最近綺麗になったねって言われたんです。お世辞だとしても嬉しかったですね。女は恋をすると変わるのだと自分でも実感しました。というか、おろそかになっていた自分磨きをポチのためにするようになったのだから、綺麗になるのも当然と言えば当然なのですが。エステもいくようになりましたし、お手入れがおろそかになっていたムダ毛も脱毛しました。上も下もつるつるです。もちろん、アンダーも一本残らず。彼とのSEXに邪魔ですから。あとは、体力強化で始めた走りこみも続けていて、それらのおかげで、三十路とは思えないくらい若々しく過ごせています。あと、ケーシーさんや私と同じ獣を愛する愛好者の方々とも出会えたのも良かったですね。情報共有が出来るのは大事ですよ。」
全てが順調に思えたQさんとポチとの生活。しかし、ついに恐れていたことがおきました。
「夫にバレました。鈍い夫でも、ここ最近の私の変わりように疑念を抱いていたようです。家事・育児とそつなく完璧に、あ、自慢ですいませんが、自分では理想の妻と母親をやってましたから、そんな私が、突然仕事を手抜きしだして、子供も叱らなくなり、子供が塾をさぼっても気にしない、夫が遊んでても怒らないでは、流石に気付きますよね。ポチにぞっこんすぎて、あまりに私生活をおろそかにし過ぎました。日曜日、子供がクラブでいないとき、珍しく真剣な顔をして私を呼びつけたかと思ったら、『お前、どこかの男と出来てないか?』と切りだしたのです。これを聞いて、あ~ついにバレたかと思いましたね。ま、相手が犬だとは気付いていなかったようでしたが。私が黙っていると、『俺は毎日残業して、むかつく上司に媚売ってさ、お前を食わせてやってる。何が不満だ?』と言いだしました。これにカチンときた私は、『食わせてやってる?そういう言い方無いんじゃない?そもそも、家庭を顧みないあなたが・・・。』私の言葉を遮って、『それが不倫する理由にならんだろう。倫理的に許されるのか?家庭を顧みない?それだけ仕事まじめにやってるんだろう?だから、こんなご時世にでかい一戸建ても買えたんだぞ。仕事をまじめにやって文句言われる筋合いはない。』もう私は怒りが収まりませんでした。『仕事まじめにやってる?だから、家がおろそかに?平日の夜は飲んでるだけ、土日はゴルフか寝てるだけじゃない!そのゴルフだって、取引先や上司の方との接待でやってるわけじゃなくて、友達と行ってる遊びじゃない!●(子供の名前)の大会の日だって忘れてゴルフの約束してきたくせに!町内会や近所付き合いだって、役職や仕事だけ良い顔して引き受けてきて実際にやってるのは私!面倒なことは全部私!自分はそうやって遊んでるだけで、都合が悪い時は仕事が忙しい!?ふざけないで!私だって遊びたい!だから遊んでるだけ!!』こう言って、私は一方的に話を打ち切って、ポチのところへ行きました。そして、私の剣幕の前に何も言い返さずに座っていた夫の前に彼を連れて行きました。『これが私の浮気相手!どっかの男じゃなくて良かったわね!犬だから安心して!犬だからご近所にも喋らないから平気だよ!』私はキレていました。怒るとかのキレるじゃなくて、精神的にキレていました。本当に夫は遊んでるだけで私にみんなまかせっきりだったので、夫の言い分に爆発してしまいました。ただ、今思うと、凄いことやったなと思います。普通の一般人の前で獣姦告白なんて・・・。夫は黙っていました。私の話にショックを受けたのか、うつむいたまま何も言葉を発しませんでした。そして、小声で『好きにしろよ』とだけ言って、部屋を出て行きました。方法と結果は最悪でしたが、これで私とポチの関係は夫公認になりました。」
ついに旦那さまに告白したQさん。私もそうでしたが、最初はショックでした。私は獣姦好きだったから、ショックのあとはラッキーという感じでしたが、免疫の無い方にこれは・・・。その後はどうなったのでしょうか?
「所謂、家庭内別居というやつですか。そういう感じになりました。子供がかわいそうなので、子供の前では夫婦をしていましたが、それ以外で口をきくことはありませんでした。寝室も別にしました。ただ、こういう状況になっても、私はいつも通り、ポチと愛し合いましたけどね。夫という障害が取れたので、余計に愛し合いました。」
そして、修羅の道は、ついに極限へ・・・。
「でもですね、障害が家の中にある状態というのもなんか嫌になってきて・・・。子供も私たちの不仲もだんだん感付いてきて・・・。ここで私は、ポチと家を出る覚悟をしたんです。子供には申し訳ないけど、こんな空気の悪い状態は、もっと子供に良くないだろうと。まあ、子供を言い訳にしているだけで、逆に子供が邪魔だったのかも(笑)とにかく、独り立ちするため、密かにペットOKの物件と仕事を探し始めたのです。そんなある日の日曜日。起きてみると、夫が待ち構えるように食卓に座っていました。そして、『本式に別居しよう。自分の女房が犬に夢中なんて生活はもう耐えられない。お前も、嫌いな俺と離れられてせいせいするだろ?ただ、●の進学や就職に関わるから離婚はもう少し考えてからにしよう。片親っていうのをあの子の人生のハンデにさせたくない。でも、母親が犬とよろしくやってるなんて子供の教育に良くないから、最低限の生活費は毎月送ってやるから、その犬連れて、とっとと出ていってくれないか。出来れば、遠くの方に。●には犬のことは言わずに、パパとママの喧嘩が原因とだけ言っておこう。近所で不振がられたら、喧嘩して出ていったと言っておく。女房に出て行かれた情けない男のほうが、犬に寝とられた男よりだいぶマシだ。』と言われました。なるほどそう来ましたか。ただ、私にはポチさえいれば別に良かったので、それで良いと思いました。というより、さっきも言いましたが、私は家さえ見つかれば出て行こうかと思って、すでに真剣に家探しと職探しをしていたので、逆に、向こうから切り出してくれてありがたかったです。でも、最後まで自分を体裁よくしようとした夫には無性に腹がたちましたね。それから何日かして、我が家から遠く離れたところにペットOKのマンションを見つけました。私は、実家に帰ることも検討したのですが、まだ両親が健在だったので諦めました。現地でパートも見つけ、私はポチとともに家を出ました。子供には、喧嘩ということではなく、病気で空気の悪い都会に住めなくなったからママだけ田舎に住むのよと伝え、ご近所にも同じようにぜんそくがひどくなったからと伝えました。あれだけ私を煙たがっていたのに、いざ離れるとなると、泣きそうな顔をしていた子供に多少の罪悪感を覚えましたが、もうポチに首ったけの私にはどうでもいいことでした。今生の別れってわけじゃないし。あ、土日に会いに来ても良いよと子供に言うと、嬉しそうにしていましたね。夫には、パートをするから生活費なんかいらないと言いましたが、プライドの問題なのか、今でも律儀に送ってきます。一度送り返したことがありますが、再度送ってきました。もう勝手に送ってくる分には構わないので、最近はありがたく使わせてもらっていますけど。」
全てをなげうち、本格的にポチとの同棲生活に入ったQさん。その生活とは・・・。
「朝、まだ寝ている彼の鼻にそっとキスをして、仕事に出かけます。午後には帰ってきて、彼と一緒に散歩、お風呂です。そして、その後、夜まで思いっきり愛し合います。彼と一緒に過ごし、身体を交じり合わせることで、仕事の疲れなんて吹っ飛んでしまいます。彼がしたくない時は、私はランニングに行きますね。休日は、仕事があれば平日と同じように過ごし、なければ、彼を連れて近所のドッグランでたっぷり遊びます。大型犬だから走らせてあげないと足によくないですからね。でも、休日にはたまに子供が来るので、そうすると彼と遊びにいけないから、正直、来ないでほしいです・・・。あ、そういえば、家を出てから初めて一人でお尻合わせが出来たんですよ!同棲はじめてから、ずっと練習してたんですが、その時にやっと出来たんです。その時まではポチの前脚をずっと抑えてて可哀相だったけど、これで、その心配はなくなりました。瘤が中でぐるっと回った時は痛くて気絶するかと思いましたけど、完全に繋がった時はとっても嬉しかった。ポチと本当の意味でひとつになれたと思って・・・。終わった後、ポチも嬉しそうにしていました。今、私はとても幸せです。」
インタビューはこの辺で終わりです。今でもポチと二人きりの生活を送るQさん。彼女の修羅の道はどこまで続くのでしょうか。
なぜ、Qさんはここまで堕ちたのか。私の妻も、精神的にまいってしまった時期に、レイに溺れたことがありました。動物は、人間とは違う直線的感情を持ちます。好きになったら本当に好きだという感情を隠さないのです。そして、動物は従順で、上のものを敬います。決して裏切りません。この辺が、不安定な女性の感情を昂ぶらせるのではないでしょうか?Qさんの場合、旦那さまと子供と疎遠になっていた時期で、愛に飢えていたと思います。また、理想の妻と母を演じようと無理をして疲れていたと思います。そこに、ポチの愛が。ポチは、彼女に愛を与え、疲れた心に癒しも与えました。Qさんがポチにはまってしまったのは、ここが原因だったのではないでしょうか?それが、たまたま犬だったというだけの話で。
皆様は、Qさんをどう思いますか?皆様は、同じ状況ならQさんのように動物に溺れてしまうと思いますか?私は、自分の妻のことがあったので、Qさんのことをなんとも言えません。最後に、彼女の話で今回の投稿を終わります。
「何度も言いますが、愛し合う者たちが結ばれるのは当たり前のことなんです。嫌いな人達といつまでも一緒にいてもしょうがないでしょ?私たちをおかしいと言う人間も多くいらっしゃると思いますが、人間と動物が結ばれてはいけないなんて、誰が決めたんですか?そんな常識にとらわれた倫理観なんて私には何の意味も何の戒めにもなりません。人間の倫理観なんていうちっぽけなもの、みんな、とっとと取り外しちゃえば良いんですよ。だって、私たちは本当に幸せなんですから。」
それでは、またお会いしましょう。