ずいぶん昔に、アニマルカフェには出入りしていました(違う名前で)
ここのところ「その気」が収まっていたのですが、やっぱり根っからのズー
フィリア。
昔のことを思い出しては、そして、これからの事を想像しては、一人で楽し
んでいます。
昔は主に相手が馬(サラブレッド)でした。
しかし、悲しい運命に翻弄された彼等馬達は、いまや二度と再開できない場
所へと行ってしまい、現在、生死すらも分からないのです(生きてるとは思
いますが、それでも馬の一生はあまりにも人に左右されすぎます)
だけど、彼らへの思いはいまだ変わりません。
過去のヌルい体験ですけど(勿論挿入は無し)自分の為にも(笑)語らせて
下さい。
彼はひときわ大きな身体の栗毛のサラでした。顔には綺麗な流星がありまし
た。
勿論、私は仕事で20頭近くの馬の世話を一人でしていましたので、最初は特
別妙な感情は抱いていませんでした。
そう。このアプローチはまぎれもなく彼からだったんです。
ある日、冷え込む夜に馬着(馬用の服)を着せているとき、彼の動きがおか
しいことに気付きました。
足でも痛めてしまったかと思い、腹の下、足元を見れば、嫌でも目に入って
きたのは、立派に起ち上がった彼のモノ。
まぁ、これは身体を刺激したからだろうということで、真に受けなかったん
ですが、翌日、決定的な出来事が。
洗い場でブラシがけをしていた私に対し、発情行動を見せたのです。
その場に居たお客さんは大笑いしていましたが、私一人、ふざけた笑顔の裏
で、心臓が針裂けるような思いをしていました。
その晩、私はついに決意しました。
学生時代にも、馬にほのかな恋心を抱いたことがある私が、年齢を重ねたそ
の時、純粋な初恋とは違った欲望を抱くのは当たり前でした。
夜の飼い付け(餌)を終えて、馬房へそっと入ると、彼はこちらを向きまし
た。
そうでなくても、夜、帰る前の見周りは日課。なんてことないと思ったに違
いありません。
私は彼にそっと抱きつき、全身をゆっくりさすります。
それだけでも十分、と思いましたが、案の定、彼は私の愛撫をそういうこと
ととらえてくれたようです。
それだけでも私の下腹部はぎゅっと締めつけられるような感覚を覚えまし
た。
意を決して、私は乗馬用のズボンと下着を下ろしました。
彼が鼻を近づけるのを、少し離れて待ちます。
人間の男性とも致した事がないのに、私のそこは熱くなっていました。
彼が少し興味を持ちかけたな、と感じたところで、私はその場で、少しだけ
放尿します。
本当に、少し。それは私の足元に、糸を引きながら滴ります。
そう。
まるで牝馬が雄馬を誘うのと、全く同じことをやってみせるのです。
彼が近づくたびに、少しずつ、誘います。
そのために、私はあらかじめ、少しだけ尿意を我慢していたのですから。
彼が鼻を近づけます。そして、天を仰いで、唇を持ち上げる「フレーメン」
をしました。
彼のモノは立派に起ちあがっています。
そのまま尿意を我慢するのもアレなので、彼がこちらをもう一度見据えた
時、足元のオガに全て放出しました。
それを嗅いで、彼がまたフレーメンをします。
私は彼に抱きついて、彼を扱きました。
玉が取られてしまっているので、射精は出来ませんが、透明な液体がボタボ
タと垂れてきます。
時折、ビタンッと腹を打つ彼のモノは、とても甘い香りがします。
さすがに乗っかってくるような事はしませんが、がくがくと腰を動かして、
私の手の感触を確かに感じてくれています。
私は、彼を扱くと同時に、自分の身体も触っていました。
種馬未経験のセン馬(去勢された馬)は、あまりこういう刺激には慣れてい
ないのでしょうね。
彼は(気持ち的に)すぐに果ててしまいました。ヴゥ~っとため息とも唸り
声ともつかない声を上げると、動くのをパッタリとやめてしまいました。
彼のモノからは、透明な液体が少しだけ滴って、あっというまに興奮を見せ
なくなりました。
それからまたしばらく、私たちはただただ、寄り添っていました。
セックスなんて要らない、本当に、愛し合っていたんです。
その後彼は、私を見ればかすかに鼻を鳴らしてくれるようにまでなりまし
た。
私を「牝馬」として、見ていたのでしょうね。
こんなヌルい体験ばっかりしかないのですけれども
それでも、彼と相思相愛であったという事、それは今でも大事な思い出なの
です。
去年の夏、遠くの地へ旅立った彼に再会しましたが
どうやら彼の方は、そんな過去すっかり忘れ去っているようで
私の「匂い」をこっそり嗅がせても、無反応でした。残念……。