わたしもリキのことが、とても可愛くなってきました。ある日私とリキがいつものようにお散歩をしていると違うオラウータンのオスが近づいてきました。そのオラウータンの名前はレンといいます。レンはリキと同じような年頃のオラウータンで体格もリキのような中型の子です。リキが私と仲良くしているので、自分も遊んで貰いたいのか、しゃがんでいるわたしの手を引っ張ってきました。リキはそれを見てレンにたいして威嚇をして、わたしの体をその長い腕でおさえて、引き戻しました。レンはリキの威嚇に驚き、しぶしぶかえって行きました。その時、私はリキにおさえられているところが、ちょうど胸のところだということに気がつきました。私の胸はリキの右手でしっかり掴まれて、リキも自分のおさえている場所が妙に柔らかいと思ったのか、手で胸を少しこね始めました。わたしは「やだぁー、リキったらぁ」とふざけて言ってやったら、嫌がられたのかと思ったのか手を話してくれました。その日は夜の8時をまわっていたし、私も仕事をしなければいけなかったので、リキをオラウータンのオリにいれて私は戻りました。