その当時から、そんな淫靡な生活を続けてはいても、これからお話を
する妻と犬とのセックスなどは考えてもいませんでした。
40の声を聞くようになると、妻は若い男との過激なセックスを厭い
始め、居侯の弘治も私達の前から消えました。私達には残念ながら子供
が居ないし、学生たちが来なくなった寂しさもあって、高知県の知合い
から雄の土佐犬の子供をもらいました。子供の犬とは言っても生後6ケ
月でその当時すでに成犬に近い体形をしておりましたが、この犬は生後
3ケ月くらいの時、他の土佐犬にこっぴどくいじめられ、雄犬のくせに
臆病になってしまって、土佐犬の本来の使命である闘犬としてはとても
使えなくなったと言う、おとなしい犬でした。しかし、なにしろ大型犬
でもあることですし、昼間は檻に入れており夜の団欒の時に居間へ連れ
てきていたのですが、その頃には、私の肩に前足を乗せて、ゆうゆうと
立つほどの大型犬になっておりました。
イサムと名付けたその犬は朝夕の散歩からブラッシング、餌を与える
のまで妻だったからか、小さい頃から私より妻に馴染み、それが大きく
なるにつれて私が妻の肩を揉んだり、腰とか背中を押したりしていると
ウナリ声を上げるしまつで、昼間でも檻に入るのを嫌がり、居間で編物
などをしている妻と一緒に過ごしたがるようになったのはいいのですが、
スカートから出ている妻の素足を嘗めたり、その足に自分の顔を乗せて
昼寝をするようなことになっていたのです。
「イサムはお前を自分の主人やと思うとるんやのうて、雌犬や思うとん
とちがうか」
と、二人で笑っていたほどでした。
晩春のある日、その日は妻が外出していたのでイサムの散歩が夕食の
後になったのですが、9時頃に散歩から帰った妻が、
「イサムが走るんで、汗びっしょりやわ」
と、夫婦二人の気安さから、居間で裸のまま横座りになって汗を拭いて
おりました。
そんな妻の前で、長い舌を出して、ハッハッハッと荒い息をしていた
イサムが、突然、妻の首筋のほうを嘗め始めたのです。
「なにしょん、イサム、こそばいがな。いや止めてよ、ウフッ、これ、
止めてったら…」
と、妻はイサムを押し退けるようにしながら叱っていましたが、イサム
は止めるどころかまるで汗拭きの手伝いをするように、今度はオッパイ
のほうまで嘗め始め、妻は、
「いやよ~、イサム、止めてよ~、ウフッ~ねえっ、もう、おしまい~
止めなさい、ねえっいやよ~、止めてよ、おねがい…」
と、叱っているにしては甘い声で、私には恋人同士のざれごとのように
聞こえたものです。
最初はそんなことから始まったのですが、それが段々とエスカレート
し、夏頃には、風呂前の妻の汗ばんだ裸身を嘗めるのがイサムの習慣の
ようになり、妻もまた裸身を嘗められることによって艶めいた声を上げ、
身体をくねらせるようになっていきました。
そんなことを毎夜のように見て居るうちに私はイタズラを思いついた
のです。
「なにしょん、馬鹿なこと、せんといて…」
と、言う妻を無視して、二枚の座布団を折り畳んで尻の下にあてがい、
秘部が真上を向くようにして牛乳を流し込みました。小さい頃から特に
牛乳が好物のイサムは、牛乳の溜まった秘部に飛び付くようにして嘗め
始めたのです。
「いやよ、イサム、止めてよ~駄目っ!」
と、妻はイサムを退けようとするのですが、イサムは妻の手を掻い潜っ
て、狂ったように嘗めまわし、秘部の奥深くに残っている牛乳まで嘗め
尽くそうと、長い舌を秘部の奥深く差し込むので、やがては妻の叱る声
も出なくなり、身体を震わせて悶え、ウメキ声を上げるまでになってし
まいました。
牛乳を嘗め尽くしても興奮した妻の秘部からは愛液が溢れ出ていたの
でしょう、イサムは止めることを知らずに嘗めまわし、さらに奥深いと
ころまで舌を入れるのですから、妻が乱れたのは驚くほどで、終わった
時には、
「もうっ!、イサムったら、いやらしい…」
と、照れ隠しみたいなことを言っておりましたが、その時の妻の乱れ方
には実際びっくりしたものです。
それからは、秘部に入れた牛乳をイサムに嘗めさせる、と言う程度の
ことは時々していましたが、それでも、妻とイサムをセックスさせるな
どということは考えたこともありませんでした。
ところがある夜、いつもと同じように妻の秘部に溜まった牛乳を嘗め
ていたイサムが、突然一物を大きくし始めたのです。大型犬ですので人
様と変わらない大きさ、いや、それ以上の一物ですが、先っぽは尖って
おり色は赤みがかった濃いピンク色でした。最初は、
「どうした? イサム、お前、人並みに女房とオOOコしたいんかい」
などと言いながら興味を持って見ておりましたが、一物はますます大き
く勃起してくるし、私はそんなイサムの大きな一物をちよっとだけでも
妻の秘部に入れてみたくなったのです。
「ほんとに入ってしもたら…どないすん…」
と、嫌がる妻を、毛布を敷いたテーブルの上にひじをつかせ、尻を高く
突き出した格好にさせておいて、イサムの一物をあてがうように、のし
掛からせました。
イサムはそれはもう一生懸命でした。前足で妻の腰を抱え込むように
し、勃起した一物を妻の秘部に向けて突き付け擦り付け、どうにかして
入れようとしているのでしょうが、
「ああっ、駄目っ!!」
「いやあっ! 止めて! 止めさして!!…」
妻がイサムの一物から逃れようと、尻を振るものですから、入りかけ
たかと思うと、すぐに外れてしまうんです。何とかちよっとでも入れて
みたいと思ったのですが、結局その日は駄目でしたし、それからおよそ
半年、いろいろと趣向をこらして何回か試みましたが、どうしても挿入
させることはできませんでした。