(友人)「涼子。あなた有名よ。」
(友人)「どういう風に、男をたぶらかしてるんだか知らないけど。」
(私)「いきなり、何なのよ。」
(友人)「私の彼、あなたのハンド・テクやらを知ってたわよ。」
(私)「何よ。私、人の男なんか、ちょっかいを出さないわよ。」
(低い声で)「りょ~こ」と二人の友人に詰め寄られてしまう。
今度、友人の彼と初対面になるので、
私が、ちょっかいを出さないように、あらかじめ呼びつけられたらしい。
当日、「どうも」と会釈をしながら、初対面のご挨拶。
友人の彼にウィンクして、髪を掻きあげる仕草を、
ちょっと艶っぽくしたら、私の手指に、彼の目が釘付けになった。
その後、それとなく、それを感じさせる手つきを、さりげなくしていると、
彼が、私を、チラチラ見るようになる。
キッチンに、二人の友人に呼び出されて、
「ちょっと~」と言われてしまう。
(私)「何もしてないわよ」
「コラ! りょ~こ。」
(私)「分かった。分かったてば~」
彼も、彼女に何か言われたらしく、チラ見がなくなった。
退屈な一日になってしまった。
世の男性。女性の手指の動きに興味あり、みたいです。