思春期のちょっと苦い、ほんの短い手コキ体験。
中学1年の夏休み前、
宿題の忘れ物があって夕方、教室に入っていった。
遅い夕日が差している頃だった。
誰もいない廊下は、足音が響くので、
なるべく音を立てないようにして、教室に入っていった。
すると教室の中では、普段あまり目立たないけれど、
ちょっと格好よさげな男の子が、
ズボンのチャックを下ろして、突起した白いブリーフを
誰かの体操着袋に押し付けていた。
びっくりした私は、とっさに「何やってるの」と聞いたが、
男の子は、うつむいたまま返事をしない。
見てみると、男子生徒からモテている○○子の体操着袋だった。
「○○子のことが好きなんでしょう」と聞いてみたが、
黙ったままだった。
私は、男の子のそばに近寄って、
やや萎え気味になったペニスを、
白いブリーフから取り出してみた。
今から考えると、なんでこんなことをしたのか不思議だ。
男の子のペニスは包茎だった。
「これを、どうするつもりだったの」
と少し詰るように、下から顔を覗き込むように聞いたみたが、
赤い顔をそむけるだけだった。
皮が被ったままのものを握り、少し動かしてみると、
あっという間に射精して、○○子の体操着袋や机にかかった。
「今日のことは黙っててあげる」と言い捨てて、
私は忘れ物を取って帰っていった。
翌日、○○子の体操着袋は元の場所にあり、射精の後は何もなかった。
男の子が拭き取ったのかどうかはしらない。
その男の子は、それから卒業まで、その後の同窓会でも、
私と最低限の会話しかせず、目を合わすことは一度もなかった。