まだ子供の頃。
お医者さんごっこの延長で、ある男の子と秘密の遊びに耽った。
それは、男の子と女の子の違いってなんだろう、
というお互いの単純な疑問だった。
ただ大人や周りの子には、
秘密にしなければならないことは分かっていた。
その仲の良かった男の子と、
たまに誰もいないベッドの上で全裸になって、
お互いの体を確かめ合った。
分かったのは女の子になくて、男の子にあるのが、
オチンチンだということ。
初めの頃は、オチンチンに触ってみたり、
くすぐりっこしてみたりだった。
だんだん成長してくるうちに、
オチンチンが大きくなったりするようになった。
オチンチンをくすぐると、
ピックンピックンするのが不思議だった。
なんだか気持ちよさそうなので、
裸体で寄り添いながら、
そのまま、オチンチンに触っていると、
突然、男の子が体を震わせて、
気持ちよさそうな顔になるのが不思議だった。
精通がなかったから、射精しなかっただけだけど、
確実に男の子は、逝っていた。
まだそんなことも分からなかった私は、
時々、その男の子とそんな内緒の遊びを繰り返していた。
いつの頃からか、
オチンチンがビクビクとする時に、
液体が飛ぶようになった。
まだ性の知識もなかったので、
早熟な二人でも、不思議な体験だった。
その液体は、初めの頃は水っぽかったけれど、
だんだん量が増えて、粘り気も出てくるようになった。
胸に飛び散った糊のような液体が、
いつまでも垂れ落ちないのが、とても印象的だった。
その男の子は、引越しでいなくなってしまったが、
初体験こそしなかったものの、
秘密の関係を持った初めの人だった。