夕飯を終えてみちこはソファーでくつろいでいた。タンクトップと下着だけのラフな恰好だ。テレビを見るとも見ずに流しながら雑誌に目を通していた。
「ねえ、今日の夕飯もおいしかった?」
ひろしに問いかけたが返答がなかった。
「ねえってば」
「ん・・・ん~」
みちこの股間でみちこの下着に頬ずりをしていたひろしが顔をあげた。
「いつもおいしいよ。でもこっちのほうがおいしいかも」
それを無視してみちこは少しだけ開脚角度を広げた。
下着の上からひろしの吐息が熱く伝わる。腿をソフトにゆったりと流れるように撫でながら下着の上から頬ずりやキスを片づけが終わった直後から延々と続けている。
「みちこ・・・下着が湿ってきてるよ」
自分でも溢れているのがわかるくらい延々と続くソフトな愛撫に感じていた。この焦らされている感覚がたまらない。
「あんたの鼻息とよだれでしょ」
意味のない抵抗を示した。
ひろしの愛撫は決してテクニカルではない。感じさせようだとか、そんな稚拙な下心など微塵も感じない。ただひたすらみちこのカラダが好きで触りたい、舐めたいという思いだけだ。こんな自分のカラダに愛しさを表現してくれるひろしの愛撫が嬉しかった。それが心地よくて仕方ないのだ。自分の全てが認められているような気さえした。ひろしの前では女としての全てをさらけ出すことができた。
そのひろしが下着をずらしてみちこの性器を凝視していた。その目は陶酔しきっていた。
(わたしのカラダに陶酔しているんだ)
そう感じたとたん再び愛液が溢れ軽くイキそうになった。
「きれい・・・」
そういうとヒロシはみちこのひだひだを唇で甘くはさんだ。愛液がダムの堰を切った。
ひろしが唇を離した。
「あ・・・垂れてる。いやらしいよ、みちこ」
みちこはそんな単純な情景描写に弱かった。
ひろしはそこに指を当てて指ですくいとった。
「わ~、こんなに糸を引いてる」
そう言いながらその指を舐めている。その光景がみちこを淫靡にさせたが、同時にものすごく嬉しかった。
みちこはたまらなかった。ひろしの髪をわしづかみして言った。
「ねぇ、早く舐めて」