上手く推計できるかやってみたいと思います。
宇宙にどのくらいの地球外生命が分布しているのか推定する方程式にドレイクの方程式というものがあります。
それと同じようなやり方です。
犬としている人(男女問わず)がいる世帯数=Nとすると
N=犬を飼っている世帯数×雄犬のいる割合×そのうち中型犬の割合
×犬としている世帯の割合
ということになります。
ここで犬を飼っている世帯数というのはデータがあります。
平成29年(2017年)全国犬猫飼育実態調査(一般社団法人ペットフード協会)
によりますと、犬を飼っている世帯数は約720万世帯です。
犬種ごとの飼育頭数というデータもあります。ジャパンケンネルクラブで公開している「犬種別犬籍登録頭数(1~12月)」
の2017年のデータです。
小型犬が圧倒的に多くて交尾向きの中型犬以上は約4%くらいしかいないようです。
1世帯あたりの飼育頭数は1.2頭くらいなのですが、計算を簡便にするため、1頭とし、♂♀の割合は二分の一づつとします。
すると雄の中型犬を飼っている世帯数は7200000×0.5×0.04=144000となります。
この中で、犬としている人がいる世帯の割合はどのくらいでしょうか。資料はほぼないのですが、キンゼー報告では女性の
3.5%という数字があるようですから、この数字を採用します。(本当は個人と世帯では違うのでしょうが)
(犬を飼っている世帯限定だと数字はもっと高いと思いますが)
N=144000×0.035=5040となります。これは世帯数ですから、男女半々とするとそれぞれ約2500人という数字が得られます。
この数字は「現在犬としている」人の数ですから、「経験がある」まで範囲を広げると2倍くらいにはなると思いますので、
犬としたことのある女性は5千人前後という結論が得られます。
如何でしょうか。