これは私がマニアという話では無いですが聞いてください。
もう7年前になりますが、当時まだ17歳の高校生だった私は、春休みにもかかわらず部活で学校に向かいました。
その日、昨晩からお腹の調子が悪かった私。
学校に向かっていた途中、突然の腹痛に襲われ我慢しきれなかった私は家から学校までの間にある公園のトイレに立ち寄りました。
私は小走りでトイレに入ると三つある個室の二つが『使用禁止』の張り紙がしてあって、私は残った一つに入りました。
慌ててジャージと下着を下ろし、ギリギリ間に合った私がホッとしたのも束の間。
ふと見るとトイレットペーパーがないのに気付きました。
私はポケットを探り、たまたま持っていたポケットティッシュでなんとか難を逃れたんですが・・
問題はその後でした。
用を済ませた私がトイレから出ようと立ち上がり、水を流そうとすると、何故か水を流すコック?ハンドル
?がない!!
私は便器の周りや壁など至る所を探したんですが、ボタンさえも見つからず立ち往生してしまいました。
そして、よく見ると和式の便器だったんですが、本来コックが付いてる部分にもぎ取られた後が。
そこで、どうする事も出来なかった私は申し訳ないと思いつつも目隠し代わりにティッシュで便を覆い流さないままトイレから出ました。
それから私は手を洗った後、学校へ向かおうと自転車に乗った瞬間、かごの中にあったジュースのペットボトルに目がつきました。
『コレで流れないかな?』と考えた私は、ボトルの中身を捨て水を入れてから再度トイレに入りました。
すると、さっきまで私が入っていた個室の扉が閉まっていて『使用禁止』の張り紙がされていました。
しかも、最初に張ってあった隣の個室の張り紙が剥がされていて。
不穏に思った私が個室に近付くと、個室の中から
『スーハー、スーハー』と荒い息遣いが聞こえてきました。
その異常な雰囲気に怖くなった私はたまらずトイレから出て、少し離れた場所から誰が何をしているんだろうと見張っていました。
しばらくして トイレから20歳くらいの若い男性が出てきました。
男性は間違いなく女子トイレから出てきたので、個室に入っていた人に間違いありません。
男性はキョロキョロ辺りを見回しながら車に乗り、公園から去って行きました。
私は男性の車が見えなくなるのを確認してから、気になる個室へと向かいました。
すると、全ての張り紙が剥がされ先ほどの個室の便器のコックも付いていました。
無論、私の便も流され便器は綺麗になっていましたが、足下にはゼリー状の液体が至る所に溢れていて
それを見た私は男性がした事を何となく理解できました。