駐車場へ出てみると、真正面の車の運転席から熱くなるくらいの視線を投げかけてくる若手サラリーマン風のイケメン君が…
(思った通りw)
チラッと目を合わせてトイレ横のベンチに腰掛け、電話をかけるわけでもなくスマホを操作しだすと、イケメン君は車の窓を開けてこちらを凝視しています。
(興味あるみたい…)
そう思いつつ片方のお尻を上げて、明らかにイケメン君にまで聞こえるほどの高らかなオナラを発射!
『プゥーーーーッ!』
そしてスカートをパタパタ…
するとイケメン君、我慢できないとばかりに車から降りて、一直線に私の前へゆっくりと歩み寄ってきます。
(声かけてくるかも?)
と思っていたら、案の定…
「さっきから、お腹、大丈夫ですか?」
変態熟女の私にはもったいないくらいの優しいお言葉。
てっきり「さっきから公共の場で汚ねぇ音の屁ばっかりコいて、ど~ゆ~つもりなんスか?」とか罵られるかと密かに期待していただけにちょっとガッカリ。
(でもこのコ、結局は聞き耳たててたんだから、こ~ゆ~の好きかも?)と勝手に解釈して、私からもわざとらしく驚きながらの一言。
「トイレの中の電話、聞こえてたの?!」
「…はい」
「もしかして…あの音とかも全部?」
「…あの音?」
(ここへきてこんなイジワル~?w)
でも乗り掛かった船(?)ここは思い切って一歩踏み込んでみました。
「その…オナラとか…」
するとイケメン君、意外にもその端正な顔立ちからは想像できない攻めを繰り出してきました。
「電話でお友達さんと話してた時みたいに言っても構いませんよ」
(???)
最初は何の事を言ってるのか分かりませんでしたけど、その意図に気付いたとたん、私の中のスイッチが入ってしまいました。
「そ~ゆ~の好きなの?w」
いわゆる魔性とか雌豹の笑みをうっすらと浮かべたつもりでしたけど、彼の目にはだらしなくトロ~ンと緩みきった表情に見えたでしょう。
「好きじゃないですけど、女の人のギャップを観察してみたいんで」
真顔で「僕はあなたと違って正常です」と言わんばかりの言い訳じみた返事にちょっとイラついたので、こちらからも攻めの態度で応えます。
「好きじゃない?観察だけで興奮しないの?」
「はい、好奇心です」
「だったらさぁ、そのベンチに仰向けに反り返って座ってみて。そう、両腕は背もたれに乗せて楽にして」
【続く】