引越後、土地勘のないメイのウンチ遊びは必然的に自宅限定となってました。
(あ~ つまんないなー お家も飽きてきたなー)
そこで、
「よしっ!」
と、思い立ち新天地を求め、勇者メイは重いお尻(ガチで重いし ほっとけ!)を上げ、旅立ちました。
目指すは町外れにある工業地帯。
以前、ダーリンの実家に行った帰りに通ったときに気になっていた所です。
数年前、空き地にたくさんの工場や倉庫などの会社を誘致しようと整地して、当時は順調に伸びていきました。
ところが、折からの不況や利便性の悪さから撤退や倒産などで1社、また1社とその数は減少していき、今では幹線道路に面した場所にポツポツと数社を残すのみとなり、道を1本入ると閑散とした土地に人気のない大きな建物が、薄く雑草の生えたアスファルトに影を落としています。
(ここなら大丈夫かも…)
めぼしい建物を見付け、曜日や時間を変え何度も下見を繰り返しました。
数軒ある営業している会社も週末は休業らしく、辺りはまるでゴーストタウンの様相。
見つけたその建物は鍵が壊されていて出入りが容易にできます(住居等不法侵入?)
1階に工場と倉庫、2階が事務所になっています。
割と新しめで、事務所などはそのまま使えそうです。
更衣室はロッカーが並び、ライフラインは通ってないが給湯室やトイレもキレイ。
社長室と思われる部屋には黒檀のデスクとゆったりとした肘掛け椅子が窓際に置きっぱなしです。
(うん、ここにしよ!)
ワクワクしながら家に帰る途中に公園を見付けました。
公園と言っても遊具などは無く、トイレと東屋が数ヶ所あるだけの広場です。
トイレの入口は板が打ち付けられて入れませんが、横にある水飲み場の水道は蛇口を捻ると水が出ます。
近くに水道があるのはウンチ遊びに助かります。
日を改め掃除機と雑巾、バケツを持って再訪問。
公園でペットボトルに水を汲み事務所を掃除します。
デスクを拭き、床に掃除機をかけ
(株)メイ商事
は、段々と綺麗になっていきます。
工場で作られたウンチ人形「メイ1号」は倉庫に列び、出荷を待っています。
隅には失敗した試作品の山。
人間の内に潜むサディズムを充たすため破壊されることを前提に精巧に造られたウンチ人形達。
妄想は広がります。
掃除は完了です。
後は決行のタイミング…
続きます。