巷ではタイトルの“神様”が流行っているというが、私は本当に“悪魔”だ。
いや、別に残虐な、とか悲惨な、事をしてる訳ではない。
そこそこ下調べをし、若い人妻や年頃の娘さんのいるお宅(の敷地)に滞在。
行動はあくまで夜間・・・、そして“悪魔”な行為は、彼女たちがウンチを
相応量“お産みになる”時にのみ可能。
トイレから直結している排水溝メンテ蓋を開け、安くて粗末だが厚みのある
タオルを1本、配管にねじ込む。
・・・、至福のひとときを経て、彼女たちが洗浄機能付き洋式便座をフル稼働
させて“*”を温水シャワーでぬくぬくと入念に洗浄。時には、温風まで吹き
かけ、香りのついた高品質で柔らかいトイレットペーパーで“*”を拭き取
る。
しかし・・・、コックを捻った時、悲劇が。
よく手入れされた小綺麗な洋式便器から、いったんは流し棄てられた茶色の
物体が「グボボボォー」と異様な音を立てて未練がましく主(あるじ)の元へ
戻ってくる上、窓やルーバー越しに聞き耳を立てていると、大抵「いやっ」
「わぁっ」という主の驚いたような小声が聞こえてくる。
・・・♪♪♪、今回の悲劇は『100%自分自身の責任』とも感じている筈だ。
その物体の形状を現認する事は無論できないが、少なくとも原形は保てていな
いだろう事は想像に難くない。
そして、彼女は自分自身が解き放った(筈の)茶色の物体を再び押し流す為に
力を込め「大」コックを捻るのだが、その行為は更にパニックを引き起こす。
私が通り道に異物をねじ込んでいる以上、その異物を取り除くかor便器側から
超高圧の水か空気を送り込んで異物を吹き飛ばす事でもしない限り、美しくも
卑しい色と形と臭いをした物体は、いつまでも彼女の側で漂うことになる。
止水ポイントにもよるが、通常タンクなら大抵3度、節水タンクでも4度と、
悪あがきをしようものなら、こんどは小綺麗な個室が水浸しになってしまう。
・・・・、彼女が流し棄てた筈の“ウ○チ”も一緒に♪
一生懸命ブラシを突っ込んだり、正式名称は知らないが“スッポン”を使って
悪戦苦闘している姿が壁越しに伝わってくる。
事が事だけに他の家族に相談、援助を乞う事もしにくいのがイタい・・・。
(ただ、中学生くらいの娘さんであれば、母親を呼ぶケースは希にあり)
以前から、ちょくちょくやっている行為だが、最近のヒット曲にあやかって
私も“トイレの悪魔”に精を出す事も多くなってきた。
勿論、私も異物を奥深くねじ込んだまま退散するような卑劣な事はしない。
孤軍奮闘するレディー達と、ある程度“デート”した後は、タオルを抜いて
一斉に流されていく茶色の物体の一部を捕まえて口に頬ばり、そっと退散。
「あっっ、流れた♪!、良かったぁ~」といった独り言で安堵する彼女達に
してみれば、異物を抜く瞬間の私の行為は“神様”なのかもしれないな♪