小百合は尿意を感じているのに気が付いた。すると体の底から悦びが込み
上げてきた。
「おしっこ、出ちゃう・・・」これから先のことを想像して、また体が熱
くなってくる。小百合にとって自分の尿が、この自虐プレイにはなくてはな
らないものだった。
普通であれば、便器に腰かけて排尿するだけだが、今は便座を外してある
ため、普通にはできない。立ってするか、反対向きに座って足を広げた格好
でするか・・・
「やっぱり、はまっちゃおうかしら」便器に自分のお尻がすっぽりとはま
ってしまう格好を想像すると、また体が熱くなる。この格好での排尿は何度
かやったことがあった。当然、お尻が自分の尿でべとべとになってしまう。
便器にはまった恥ずかしい格好で、自分の尿にまみれる惨めな感覚を思い出
し、股間からはさらに愛液が迸り出た。
「でも今日は、もっと惨めになっちゃうの」小百合は悪戯っぽく微笑む
と、トイレの隅に置いてあった洗面器に視線を移した。「お腹も空いちゃっ
たわ。おしっこしたらすぐ朝ご飯にしよう」
冷蔵庫の中には食べ物が十分に入っている。昨日、このプレイのために買
い込んでおいた。自分を監禁状態にしておいて、餓えないための食べ物では
あるが、自虐プレイの道具としても使うつもりだった。
洗面器を便器の前に置き、冷蔵庫に手を伸ばした。今度は上の冷蔵室だ。
開けると、大量の卵と納豆が目に入った。
その他には、パンにご飯、いろんな瓶詰めやケーキなど、入るだけの食べ
物が詰め込まれていた。扉側には大き目のマヨネーズと蜂蜜が詰め込んであ
った。
しかし、飲み物は入っていなかった。小百合は喉の渇きを感じながら思い
出していた。そう、飲み物はわざと用意しなかったのだ。