僕がストーキングしている里菜は
回収日以外の日にゴミを出す時
マンション内にゴミを置けるスペースに入れているが
今回の様な回収日だと決められた道路沿いに出して
そのまま出勤して逝く。そして今回は(いつもだけど)
里菜がマンションから出てくるのをカメラを回しながら待った。
道路沿いには他人のゴミも出されているので
里菜が出すゴミを他のと間違えないように記録に残す為だ。
いつもの時間に里菜は現れ今回はカメラに収めるまでもなく
半透明の袋が特定しやすい状態になっていた。
問題は雇われ管理人が居るかどうかだったが
やはり居て今回も回収できず
そのまま尾行→痴漢コースへ。今回の里菜は
いつも乗る車両ではあるが扉2つ分ずれてホームで電車を待っている。
そこだと降りる駅で改札に
ずれた分だけ遠くなってしまうじゃないか
と思いながら里菜の後ろに乗り込もうとしたが
間に邪魔なヤローが入って里菜の真後ろには憑けなかった。因みに
この男は痴漢の同業ライバルではなく携帯電話を見ているだけだった。
里菜に痴漢しないんならドケと思いつつも僕の方では
できるだけ里菜に近づこうとしたら
僕の前で里菜が右を向く位置に来れた。里菜は
電車に乗る時いつも右でバッグを持っている。
里菜ストーカーの僕としては里菜に痴漢を働く事も
さることながら一人暮らしをしている里菜宅に侵入する事が悲願となる。
それが出来れば外に出したゴミを漁る必要もなく
より価値の有る下着を物色できるようになる。ゴミはゴミで当然
物色したければ外に出す前の状態のものが中に有る訳で。今
僕の前に里菜のバッグの中が見えている。
そこには自宅の鍵も入っている事だろう。
話は逸れて同じシチュエーションで
別ターゲットのルミの携帯電話をギッた事は有る。
僕の左手は里菜のお尻を捉えようと準備し
右手で里菜の右胸と捉えようとするのと同時に
里菜のバッグにも手をかけようと準備した。