「先輩、実は私今月いっぱいで辞めることになりました」
年始の挨拶もそこそこに、今までありがとうございましたと頭を下げる同僚の女の子。
彼女は以前ここでも報告したギャル系女子の後輩。高校を出たばかりで仕事を始め、親元を離れての一人暮らし。
自分は、彼女が心細くならないよう相談に乗ってあげたり、その見返りに彼女の出す生活の残滓を拾わせてもらったりしていたわけだ。
一人暮らしを始めた当初は彼氏もおり、ゴミも汚く良い感じに荒れていたんだが(コンドームは徹底して無かった。もしかしてデキ婚狙い?)
別れてからは覇気がなくなり、メイクも薄く、ゴミもショボくなったのでここ半年ほどは漁りも止めていた。
辞めてからは、しばらく無職を満喫してから海外に行くという。
このご時世に若い子一人では無茶だと思うが、聴くと海外の男性と遠距離中だとか…アッチの男のモノにされる前に遊ばせてもらいますか…
時節は年始。ごみ収集もお休みだが彼女はルーズでゴミ出し日を守らないので、正月休みのタイミングで袋を出したはず。深夜に家へ向かう。
見つける自信はなかったが、あっさり見つかった。一人暮らしらしく小さな袋に、勤め先の封筒と普段つけている銘柄のマスクが透けている。
開封。ほとんどがチラシと会社で食べた昼飯の袋。趣味的なものがほとんどない寂しいゴミ。
やっぱりハズレかなーと思ったら底に隠すように捨てられた黒い袋。ナプキンですね。
彼女のナプはそんな汚れもないのに結構臭い。アンモニアのピリピリした香りが強いから、尿漏れしてるのだろう。ほとんど尿でズッシリ重いのもあり嬉しかった。
これから残された期間どれだけ漁れるか分からないけど、引っ越しゴミでお宝を捨ててくれる事を願う。あと少し楽しませてもらおう。