以下、妄想です。
私がT美のゴミ漁りを始めたのは11月。その年の夏にある出来事でT美と会うことが出来なくなり、たまらなくなってゴミ漁りに目覚めたのでした。
ゴミ漁りをする前は、T美に会えなくなった夏以降、毎日のようにT美の家を周回したのち、帰宅していました。
さあ今日も仕事から帰ろうか、といつも通りT美の家に向かっていた時、道路に大きな箱が出ていることに気づきました。
ひょっとして、これってゴミ箱だろうか?昨日は気づかなかった。もしかしたら翌朝ゴミ回収があるんじゃないか?だとしたらT美の家の前にもゴミ箱が出ているんではないか?
そう思い立ち、いつものようにT美の家の前を通ると確かにゴミ箱のような大きな箱が出ていました。
友美は一人暮らしですが、ある家の離れに住まわされているようでした。
そのゴミ箱にはおそらく管理人のものと思われる家人のゴミも含まれているでしょうが、おそらくT美のゴミ袋とは別でしょうし、もしかしたらT美の生活をゴミから知れるのではないか?そう考え、T美の家から離れた道路まで行き、道路に出ている箱をのぞいて見ました。
するとやはりゴミ箱でした。ネットで調べると毎週木曜の朝、ゴミ箱が回収されているようでした。
そして確信しました。T美は一人暮らし。ゴミの中は全てT美のもの。ひょっとしたらT美の下着やナプ、オリシー、ペットボトルなどなど手に入るのではないか。
胸がわくわくすると同時に震えが止まりませんでした。その時20時頃でしたので、一旦自宅に帰り、朝の3時から4時に起床してT美の家に向かうことにしました。