寒風吹き荒ぶ暗闇から、白く輝く紐パンを回収し、足早にその場を立ち去る。高鳴る胸を落ち着かせるためにタバコを吹かしつつも、歩みは一向に落ち着かない。
家に帰り、家族の寝静まった頃合いを見計らい、改めてお宝を視姦する。
純白の布地に黒いレースがついたそれは、しっとりとした湿り気が示すとおり、潮を染み込ませたに違いない淫臭を放ち、抑えつけていた理性を吹き飛ばす。
紐、尻布、恥丘、そしてクロッチへ。布地の外側から、部位毎の香りを肺に溜め込み、吐き出す。先程紫煙を溜め込んでいた場所を、淫霧で満たし、体中へ巡らせる。
すでにモノは固く、カウパーを滴らせている。
布地を内側へ返し、迷うこと無く陰唇のあたっていただろう部位へ鼻を押し付ける。
濃厚な芳香を息切れんばかりに取り込み、荒い呼吸に合わせて起立したものを掴み、リズミカルに上下させる。
ケイデンスを上げ、最後に全力で香りの吸引を行うと同時にスパート。しばらくは、鼻孔に絡みつく残り香の余韻から、全身に力が入らず、手は最後の1滴をも絞り出さんと止まらなかった。
今日は良い夢が見れそうだ。
そう思いながら、布団で鼻孔にまだわずかに残った淫臭を楽しみつつ、眠りに落ちた。