まー、一応事実なんですが、内容が内容だけに読み物ネタだと思って読んでください。特に強烈なエロシーンがあるという訳ではありませんが、このカテゴリの中の範囲だけなら許されるであろう話です。ストーリ重視なので長くなるかもしれませんので、その点ご了承ください。
俺は高校3年生の時、今みたいな夏休みの日、幽霊に取りつかれた。いきなりなにを言い出すんだと思われるかもしれないが、冒頭でも書いた通り、これは事実です。
幽霊に取りつかれるっていうのは一体どういう事なのかというと、ある日を突然に人格が変わってしまうんだ。起きていても、何か常にボーっとしているし、やたらと攻撃的になるし、寝ているときが最悪で、常にゾワゾワとのその幽霊に体を触られているというか、腹の上に座られたりと、とにかく確実に何か、自分に悪いものが憑いているっていうのが分かるんだ。
日々日々、体調が悪くなっていくのは自分だけでなく、誰がみても明らかだった。食も細くなり、ゲッソリと痩せていき、顔色も悪くなっていく。俺の家族も心配し、学校でいじめられているのではないか。等と心配し始めるのだが、幸いにもその時は夏休みが始まったばかりの時期に憑依現象がスタートしたので、その点は助かった。これが夏休みだったからよかったものの、これが学校生活と幽霊の憑依を両立させよ。というのは無理だったかもしれない。
心療内科。病院。あらゆるところに連れていかれた。しかし、どこにいっても「問題はないはずなんですけどね・・・」と精神安定剤を手渡され、様子を見てください。と。医者もお手上げだった。うつ病とかそういうものでしか片付けられない状態だった。そして無力な医者に苛立ちを感じ、「だから俺は幽霊に憑りつかれてるんだって!!!」とどれだけ直訴しても、まったく信じてもらえない両親にもいら苛立ちを感じた。
憑りつかれて2週間目か3週間目。もう夏休みの半分くらいが終わっていった。俺の人生はコイツ(幽霊)と一生一緒に過ごさなければならないのか。とか、なんかコイツとの生活にも慣れてきた。というか、寝ているときに体の上に座られても驚かなくもなってきた。食が細くなるといっても最低限は食べるので、それ以上体重が落ちることもない。
何に対しても興味がない。好きだった趣味もやらなくなってしまった。日中はエアコンの効いた部屋でボーっとして過ごし、夜は相変わらず寝苦しさにうなされた。そんなある日、母親が親戚のおばさんと話していたときに、そのおばさんが「もしかして、〇〇君、、悪いものに憑かれとるんちゃうか・・・?」と言い出したそうだ。
心霊現象なんてまったく信じない母親だったが、そのおばさんというのは昔から世話になっており信用できる人物だった事から、「なら1回、おばさんが紹介するその霊媒師みたいな人の診せてみるか・・・」となったそうだ。
当日、俺は「やめろよ!いかねーよ!!!」と暴れまくりながら無理やりオヤジとかおじさんに車に乗せられ、車で片道3時間くらいかけたというか、道中ははっきり覚えていないが島田先生。なる人物の住む古風な和風建築の民家に訪れた。この50歳くらいの島田先生の本職は農家であり、農家ではあるが霊媒師としての修行も積んでおり、その一家はみな、あっち系の力を持つ一家だというのだ。
俺が到着するやいなや、島田先生は「うわー、これまたえらいモン連れてきたなー」と苦笑い。母親は「やはり悪い何かがついてるんでしょうか・・・」と身を乗り出すように聞いていた。そして島田先生が言うには、今みたいな夏の日に海の近くで非業の死を遂げた男の霊がついている。というのだった。確かに俺がおかしくなったのは、友達と夏休みのスタートの日に、和歌山の海岸に素潜りに行ってからの事だった。海にいった覚えはある。
そしてそんな話をしていると、島田先生の娘さん。という人が帰ってきたらしく、俺達が懇談している仏教的な祭壇が置いている線香の匂いが漂う部屋に入ってきた。その娘さんも「あ、、なんかすごいと思ったら、これか・・w」といきなり言ってきた。見える人には、見えるんだろうねえ・・。
ただ、この島田先生の娘さんという人、年齢は22歳くらいに見えた。小さい頃から仏教的な修行かなにかしているのかな。世間でいう大学生!みたいに、私、、遊んでいます!みたいなのではなく、どっちかというと地味。ジーパンにTシャツという姿。でも細いので背が高く見える印象であり、なおかつ顔立ちは整っていて目がきれいな美人だった。独特なのは、この感じの人だったらロングヘアーにしたらいいのに、なぜショートヘアーなんだろうな。ってとこだった。ロングヘアーだったら心霊パワーが減るとかあるのかな。と後々、思った。
結局、俺の憑依の状態は危険な状態であるので3日後の吉日を選んで除霊する事が決まった。これから3日間というのは島田先生の農家の家のハナレに住み、テレビを見たり何をしてもいいが、勝手に敷地外に出ていくな。食事は1日3回と、+おやつも食べさせるから。とにかく3日間、勝手に敷地外にでていくな。と念を押された。
俺はその日から島田先生の住む民家のハナレに入れられることになり、それからすぐに母親たちが近所の総合スーパー的なものに俺の着替えや歯ブラシ石鹸、タオル等を買いに行っていた。当の本人の俺は、別にどこに居ようと、どうせ家でもテレビ見たりしてボーとしかしてないので、別に苦痛でもなんでもなかった。というか、ただボーっとしていた。
そして俺は初日の夜、ハナレでの生活となり、部屋でもボーっとしていた。しかしいくらボーっとしていても、1時間か2時間に1回くらいは外を見たりしたくなるもので、俺はハナレの戸をあけて星空を見ていた。そして(タバコでも吸うか・・)と少し不良高校生をかじってた俺は、タバコをもって外にでた。敷地外には出るなといってたので、外に出るつもりはなかった。かといって夜に高校生の俺がタバコを吸っているというのを島田先生一家に見つかるのもどうかと思ったので、俺は先生宅の裏方のほうでタバコを吸う事にした。
農家の先生宅の裏方の庭は生活感がある感じだった。物干しざおが3本くらいあり、タオル掛けや洗濯ばさみがいっぱいついたタコ足等。そしてタオル類も何枚かかかっていた。そして傍らにはフタの空いた洗濯機。
俺はなにげなく洗濯機のほうに目が行き、ボーっとした頭の中で、(そういや、今日いたあの美人な人のパンツとか入ってたりするのかな)とたいして罪の意識を感じる事もなく、本来ならドキドキする行為をしているのかもしれないが、これといって緊張する事もなく自然と足が洗濯機のほうに進んでいった。
そして洗濯機のフタは空いていたので中を見ると、洗濯前のタオルなりなんなりとが入っていた。そして適当に手でかき回してみていると、中にオッサン用下着、おばさん用下着とかの中に、いかにも。ってう感じで若い人が着用するデザインのパンツが中に入っていた。シンプルなブルーの綿パンツだった。
(おお・・入ってたw)とその時はなぜか、いくら幽霊に憑りつかれているからといって男の本能も捨てた訳じゃないので少し、得したような感じになった。俺はそのパンツをポケットにねじ込み、ハナレへと戻った。
(そういや、、しばらくヌイてもなかったな・・)等と思いだし、俺はおもむろにパンツを裏返して後ろについてる黄色いオシッコシミを鼻にあて、ツ~~~ン。という独特の香りを嗅ぎながら、舌先でその黄色い縦のシミが消えてしまうまで舌でその部分を舐めた。(あんなキレイな顔して、ここはこんなやらしい香りや味をさせてんだ・・・)って思いながら。
そして射精まで進み、後処理をし、またパンツも元に戻した。
そして俺はその日、寝たのだが・・・・。なんと!その晩から、あれだけ寝ているときに俺のカラダにくっついてきたり、上に乗ってきた幽霊がいなくなったのだった。
翌朝もスッキリした目覚めだった。(え、、、なんでこんな頭スッキリしてんの?)と思うくらい、普通の目覚めだった。腹も減るし、外にも出たくなる。家でやってた途中のゲームとかやりたくて仕方ない。(ちょっとまて。もう幽霊どっかいったんか?)と自問自答した。しかし島田さんの娘さんは相変わらず、俺に食事を届けるためにハナレを訪れてくる。その時も「今日は顔色いいねw」なんて言ってきた。
俺は「そうですね・・」となぜか、病人のテンションのような、そんな素振りをした。そして2日目の夜、また俺はドキドキし、興奮しまくって、この時間を待ってました。とのごとく、洗濯機へと向かった。そしてまた手で物色していると、この家は衣類が少ない家なんかな。2日分くらいをまとめて洗濯するのか、昨晩の青いパンツの他に、ピンクのツルツルした生地のパンツも入っていた。俺はその日、新しいピンクパンツでまた自慰行為に走った。やったことも昨日と同じ。匂いを嗅いで舌で舐めまくる。そんなことをしていた。
気が付いたら、いったい何をやってんだか、俺は完全に健常者になっていた。島田先生の敷地には幽霊を寄せ付けない結界でもあるのか。だから幽霊が寄ってこないのか、それとも神聖なオーラのある島田先生の娘さんの聖水臭が体に入ったから幽霊がどっかいったのか・・。まったく訳が分からなかった。
そして3日目の朝、除霊の当日。。真っ先に言われたのが。。「あら。いなくなっとるわww」と島田先生に言われたのだった。両親もびっくり。結論的には、こういう神聖な力の漂う空間に来たことにより、幽霊がびっくりして逃げていったんだろう。という事になった。島田先生は「そんなことで逃げていく弱いモノでもなかったような気もするんだがな・・」と言っていた。ただ島田先生の娘はなぜか、俺の気のせいか、うつむき、、恥ずかしそうにしていた。(もしかしたら、俺がやったことが娘さんの霊視パワーみたいなので、この娘さんにはバレているんじゃ・・)なんて思った。
結局、その日は儀礼的に除霊は一応やっておき、すぐに終わった。そして帰りも玄関先で、「じゃあな。何かあればまた来い」なんて島田先生に言われながら見送られたのだが、娘さんはやっぱり何か俺に秘めているのか、目すらあわそうとしなかった。
そしてその日以来、俺は悪霊に悩まされることもなく今に至ってる。ただ不思議。こんなこともあるんだなぁ・・・。と思う他はなかった。