俺と知子はまだ明けきらない空を見ながら別れる地点まで歩いた。その間に携帯番号とアドレスを教え合い別れた。「じゃあ」「うん…じゃあね…あっそれ分からない様に捨ててね」「大丈夫だよ」それから1日一回はメールでやり取りして、3日程過ぎた日には俺が誘いの文章を送った。「今夜時間作れる?」「えっなんで?」「会いたい」「どうしたの?」「ただ知子さんに会いたいだけ」「そんな急に」「そう急に」「待って何時ごろ?」「知子さんに合わせる」「早い時間は無理よ」「うん分かってる」「じゃあまた連絡するね」「了解」その日の夜10:00過ぎにメールが来た。「もう出れるけど」「じゃあ◯◯公園の駐車場まで来れる?」「えっあそこまで行くの?」「近所の人に見られる心配ないでしょ」「わかった」それから俺はシャワーでチンコを洗い、車で待ち合わせ場所まで行った。知子も車で10分程遅れて到着した。その公園は日曜日や祝日は賑やかだが、平日は閑散としていて、まして夜は誰も来ない絶好のカーセックス場所になっている。「どうしたの急に」「だから知子さんに会いたくなっただけ」「もう本当に強引なんだから」「って言っても来てくれてるし…嬉しいよ…旦那さんに何て言って来たの?」「もう寝てるわ…寝たら朝まで起きない人だから」「そっか…安心」「ね~淳ちゃん…本当はいけない事だよね…この間の事は忘れよう」「んー忘れられない…あれから毎日知子さんの事考えてオナニーしてるし…独身の俺が忘れるわけないでしょ」「ハァ困ったわ」「後悔してるんだ」「半分ね…あとは何て言っていいのか…私ってやっぱり女だったんだって…嬉しいかったのも事実だし…」「気持ち良かったのも事実だよね?」「もう淳ちゃん」「今日も気持ち良くなろうよ」俺は助手席に体を伸ばして知子を抱きしめた。「あん…淳ちゃん待って…今日は色々話さんっ…ん~ん~待って」「ダメ?嫌だ?」「だって…ねぇ淳ちゃん…これって体だけの関係になっちゃうよね…」「まぁそうなるかな…やっぱり」「でしょ…この間は流れのまましちゃったけど…良く考えればやっぱりダメだよ…あの日は生理だった事もあってちょっと気持ちが不安定だったし」
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