街中に、「すだじい」の匂う頃、女性は、あの精液臭にむらむらするんだろう
か? エロい格好の女の子たちが行き交っているのを見てると、もう35年位
前の出来事を思い出した。高校二年の俺は、同じ部活の一年先輩の美雪さん
が、登下校の電車が同じこともあって、気になっていた。ちょっとエキゾティ
ックな顔立ちの大人びた人だった。部活の終わった後、駅まで一緒に歩いてい
たら、あの「すだじい」の匂いがたちこもっていた。「孝一くん、この匂い…
私、好き…君は?」「えっ!…あの…先輩、この匂いって…」俺は突然のフリ
にどう答えていいか、どぎまぎしていると、「孝一くんだって分かるでしょ、
何の匂いに似ているかって…」「ええ…」「私のこと、好き?」さらに俺は、
この質問に驚かされて、「はい!」と言ったっきり、黙ってしまった。「可愛
いんだ…」そう言われて、口の中がからからで、何もいえないままN駅に向か
って歩いてた。
二・三日後の日曜日の朝、美雪先輩から電話がかかってきて、すぐN駅に来
てというので、俺は電車に乗って、高校のある地方都市のN駅まで行った。そ
うしたら、美雪先輩が俺をデパートの下着売り場へ連れて行って、「孝一くん
の好きなパンティーを2枚、選んで…」と言うので、レースのついたナイロン
のピンクと菫色の二枚を選んだ。結構高価なものだったが、彼女がそれを自分
で支払って、「お茶しよ」って、俺を連れて行ったのが個室喫茶。ラブホのな
かったその地方都市では、その個室喫茶がHに使われていることで知られてい
た。入ると店内は薄暗く、魚屋に来たと思うような匂いがこもっていた。ムー
ド音楽が流れる中、いろんな声が聞こえていた。
一室といっても、ちょっと仕切られているだけで、完全な個室ではない。そ
こに通されると、美雪先輩は、「昨日から、男と車の中で4回もHしたから、
臭いでしょ」と切り出した。何でも、美雪先輩が借金していた男に、借金のか
たに、カー・セックスに応じたということだった。そして、スカートを自分で
脱いだのだ。目を打つような白いパンティーの、前の部分が茶色に変わってい
るのが分かった。「こんな女なのよ、私って。それでも好き? 他の男の精液
で汚れている私を抱ける? 舐めることができる?」
俺はとっさに、パンティーの汚れている部分にむしゃぶりついた。青臭い強
烈な匂いがした。「あの男の匂いを、孝一くんの精液で清められる?」俺の頭
の中で何かが弾け飛んだ。いきなり美雪先輩のパンティーをむしり取って、一
番汚れてバリバリになっているクロッチを舐めた。そして、次に美雪先輩の性
器に口をつけて中のものを吸った。かび臭い中に鰹節の匂いが混ざって、それ
を全部吸い取ろうとした。「ゆっくり…ね…ちょっと痛いから、優しくして
ね」と言いながら、美雪先輩が俺のズボンを脱がしにかかった。「いけない、
こんなに濡れてる」俺のちんちんは屹立して、今にも射精しそうなほどで、我
慢汁でパンツがぬるぬるになっていた。
「孝一、ありがとう、あんたの気持ちはよく分かったから…私も好きよ、暴
発しないように急ぐわね」そう言って先輩は、俺の上に腰を持ってきて、ズブ
ッと腰を落とした。その瞬間、めまいがするような思いの中で射精した。
「馬鹿だね、どうして泣くの?」童貞を卒業した喜びと、美雪先輩の中で射
精した喜びとで、涙が出てしまったのだ。「嬉しいし、身体が融けそう…」
「大丈夫、だんだん上手になるよ。お絞り、頼まなきゃね」。俺の下半身にズ
ボンをかぶせて、お絞りとホットミルクを持って来てもらうと、先輩は、ブラ
ジャーの脱がし方を教えてくれて、クリトリスの場所も教えてくれた。先輩の
スカートに、俺の精液が逆流して、染みを作ったのが、前の男に勝ったみたい
で、嬉しかった。「逆流するところも見たいでしょ、エロいよ、もう一回出来
る?」一回目の射精から30分くらい経っていて、疲れた感じだった俺に、
「男の人って出してしまうと駄目なんだから…ボク、私のこと、好きなんでし
ょ」と言って、ちんちんをくわえた。驚くと同時にまた硬くなってきた。「じ
ゃあ、今度は私を押し倒してみて」と先輩はスカートを穿いたままM字開脚を
したので、俺はよく分からないままのしかかった。「あん、そこより少し
下…」言われるままに、硬くなったものを少し下げると、ぬるっと嵌め込まれ
た。自然と腰が動いた。「上手よ、上手」先輩に励まされて、何度かピストン
運動をした後で、「先輩、きもちいい、せんぱい、あん、いきます、いく、い
く、あぁ~ん」、俺は二度目の射精に至った。
膝ががくがく震えた。汗が身体に吹き出た。でも、しっかり、美雪先輩の奥
へと射精した実感があった。先輩の乳房の匂い、脇の下の匂いも強いことが初
めて分かった。しばらく美雪先輩の胸に顔を埋めていたら、ちんちんがくすぐ
ったくなってきたので、身体を話した。「見て見て…」と俺に言った美雪先輩
の柿色の薔薇から、白い俺の液体が出てきて、お尻を伝ってスカートを汚し
た。「明日からこのスカートで学校へ行くから、今日のこと、忘れないでね、
ボクにこれあげる」と言って、美雪先輩はピンクの新しいパンティーをいった
ん穿いて、中から出てくるもので濡らして汚してから、俺にくれた。
先輩が高校を辞めるまでの2ヶ月で、7回ほど、Hする機会があったけど、
たいていは他の男とHした後で、俺が清める役回りだった。最後の一回は先輩
の家に呼ばれて、母親がいるのにもかかわらず、一緒にお風呂に入ろうと言
う。この家はそういう家かと思って入浴して、洗いっこしたあとで、彼女の部
屋で、普通に一晩かけて3回くらい、全部中だしで、そのまま泊まった。パン
ティーが汚れていて、他の男の精液の匂いのする方が興奮することに俺は気付
いていた。翌朝は、美雪先輩の美しい薔薇もさすがに汚れていて、俺の精液の
匂いがしたので、ちんちんは屹立して、その上、前の晩に3回も出していたの
で長持ちして40分くらい挿入した上で、先輩の絶叫とともに果てた。もちろ
ん母親も分かっていて、俺たちの息遣いが落ち着いた頃に、「お風呂に入って
行ったら、孝一さん、パンツは大丈夫、新しいものもあるわよ」と声をかけて
くれた。謎だった。翌週、彼女は退学して、母と娘のふたり、母親の不倫の愛
人を頼ってオーストリアに渡ったと、誰かから聞いた。