初夏になると思い出すのは、テニス部に入っていて、俺が三年の時、一年
生の知佳ちゃんとのこと。スダジイの精液のような香りが校庭に立ち込めて
いる日だった。男子は恥ずかしいだけだけど、あれ、女子は発情するんだっ
て?
放課後の練習が終わって、後片付けとコートの整備は、その日、俺と知佳
ちゃんとが当番。一通り終わって、用具小屋に、ネットやトンボをしまって
いた時に、「今日は匂うね」と俺が言うと、「あれって、男子の匂いなんだ
って?」と知佳ちゃんが返すんだ。俺は驚いて、「あの匂い、知ってる
の?」「ウン、別れた彼氏に教えてもらった」
その時、知佳ちゃんの言いたかったことは、別れた彼氏からスダジイの匂
いが精液の匂いだって教えてもらった、ということだった。ところが俺は、
知佳ちゃんが別れた彼氏とHして、それでその匂いを覚えたと理解した。
ムラッと来た。こんな可愛い子がもうHしてるなんて、じゃあ、俺ともや
っていいだろう、と瞬間的に考えた。用具小屋の中で知佳ちゃんを抱きしめ
た。知佳ちゃんはただ驚いているだけだった。すぐ、紺色の短パンを脱がせ
た。足元で絡まったけど、ピンクのパンティーがむき出しになって、知佳ち
ゃんは固まって、「先輩…駄目、先輩、お願い…駄目…」しか、言えなかっ
た。
俺は既に二年生の時に一コ先輩の、雪絵さんと付き合っていて、何回か、
この小屋とか部室とかでもしていた。だから、はめ方は分かっていた。
知佳ちゃんを台の上に座らせて、パンティーも脱がせた。オシッコの乾い
た匂いがした。知佳ちゃんは「先輩…ここじゃ嫌」とか言いながら、泣いて
いた。オマンコは鰹節の匂いだった。たっぷり舐めて唾液をつけて、知佳ち
ゃんを立たせて、いきり立った俺のチンチンを突き立てた。
「いたぁ~ぁいっ」「えっ、初めてじゃないんだろう?」「いたぁいの、初
めてですよ」その時、やりたいだけの気持ちで突き立てた俺だったけど、可
愛いい、好き、みたいな感情が生まれた。
「はじめてだったなんて、ごめんね、優しくするね」とか謝っても、もう
チンチンは処女膜を破っている。腰が自然と動いて、知佳ちゃんは「いた
い、いたい」って言うだけ。そして快感が背中から脳天を貫いた。ドビュッ
ツ!ドビュッツ!ドビュッツ!
終わってチンチンを抜くと、太股を赤い筋が伝って、精液の白い塊がオマ
ンコから、下に敷いてあった青のビニールシートに落ちて、その時の「ボソ
ッ」って音と、知佳ちゃんの太股を伝う血の赤い色が、忘れられない。
そのあと、知佳ちゃんのお股をタオルで拭いてやって、「こうなったら付
き合おう、優しくするよ」って約束をした。
高校三年生の時から俺が大学一年の時まで2年間、付き合ったけど、知佳
ちゃんが遠くの大学へ行って、そこで自然消滅した。その間、週1回のペー
スで、お互いに浮気せずにやっていた。中だしもしたけど、普段はちゃんと
ゴムしてやった。知佳ちゃんはずうっと、あの時、私を襲ったのが先輩で良
かった、なんか予感してたんだ、本当は嬉しかった、って言ってくれてた。
毎年、テニス部の同窓会がある。そのうち、また知佳ちゃんに会えるかもし
れない。