先週末、山歩きのグループで、**山へ行ってきました。1500mほどの山ですからハイキングです。
46歳の、内緒の彼も一緒です。あいにく天気が悪くて、ヤッケを着ても染みて濡れるような雨にもあいながら、無事登り終えて下山。帰路、彼は途中駅で、近くの知人宅を訪ねるからといって、グループを離脱。私もそこから二つ目の駅で、寄って行きたいところがあるからといって皆さんと別れました。が、実はその駅からタクシーで二つ駅を引き返して、彼と合流して山間の温泉宿に泊まるという手筈だったのです。
その温泉宿に二人で訪ねるのは何回目になるでしょうか。露天付きの貸切り風呂があるのでお気に入りなのです。汗と雨とですっかり濡れてしまった服を、脱がし難いにもかからず、彼はそおっと脱がせてくださいました。ショーツの上から撫ぜながら、私のお乳を舌で転がしてくださると、汗でも雨でもない液で、ショーツがさらにヌルヌルになってしまいました。私も彼の筋肉質の身体をいとおしむように掌を胸からおなかへと這わせて、ブリーフに辿り着きますと、こんもり高まった先はやはり濡れています。口に含むと、塩辛いような甘いような不思議な味です。華詠さん、冷えちゃいますからお風呂に入りましょうと促されて、そこからは一時間、二人の世界です。
彼のブリーフを下ろさせていただいて、お口で清めて差し上げました。私は、ショーツが汚れていましたので自分で脱いで浴槽に入りました。疲れて冷えた身体には、いいお湯でした。そして、お湯の中で彼の硬くなったものを受け入れました。すぐに私の方が気持ちよくなってきましたので、お風呂から出て檜の板張りの上で横になりますと、彼はお湯の中にいたままで、私のお豆を口で舐めながら、指を三本、私のクレヴァスの中に入れて動かしますと、私は快感の渦に一気に溺れてゆきました。この温泉宿に泊まるのは、このプレイが目的なのです。何年か前からこの宿に来たときには、必ず貸切り風呂での行為になります。お風呂場ですと、シーツの上と違って、どんなに汚してもお湯を流せば分かりません。シーツの上でのお出会いでさえ、かなり濡らしてしまいますけど、やはり恥ずかしい気持ちが残ります。それがお風呂場なら、どんなに汚してもいいわ、って平気に、いえ大胆になってしまうんです。
大昔、大学一年生でまだ右も左も分からないまま、学生運動をしていた頃、同じセクトの男子二人と近くの公衆浴場にあった「家族風呂」に入ったことがありました。お一人がキスと胸、もうお一人がお豆とクレヴァスを責めて下さった時、気持ちよくなって、空中に浮いたような感じになって全身の力が抜けた時がありました。我に返ったとき、お小水を漏らしてしまったようで私は恥ずかしくてたまらなかったのですが、男子は喜んでいたのが印象的でした。その時は「C」までいかずに、それだけでお風呂を出たのですが、その時のことを思い出されたのが、何年か前、彼とこの温泉に来た時のお出会いでした。やはり、同じように、彼がお口でお豆を、指でクレヴァスを刺激してくださっていた時、快感の渦の中で下腹部が軽い電気をかけられたように痺れて、それが気持ちよくって何も考えられなくなって、身体から力が抜けたのです。気がつくと彼が、華詠さん、潮を吹いたよ、素晴らしいよ、僕、飲んじゃった、と感激しているのです。でも絶対に違います。あれは潮吹きなんかではなくて、お小水でしかありません。私は恥ずかしくて堪りませんのに、彼が喜ぶものですから、そういうことにしておいたのですが、彼はそれ以来、この温泉宿でのお出会いを楽しみにしているって訳です。
結構、私にとってはプレッシャーなんですよ、あれが潮であれ、お小水であれ、気持ち良くなりながら、無事に彼を喜ばせることができるかって……だって、お小水だって、緊張している時なんか、なかなか出ない時だってあるじゃないですか。でも、心配する必要はありませんでした。すぐに私は気持ちよくなって、快感が高まるほどに、興奮の嵐にさらわれて身体が空中浮遊している感じになってきて力が抜けて、軽い電気に痺れるうちに……気がついたら、彼が喜んでいてくれました。済みません、お小水を…恥ずかしい、と謝ったら、彼は、乳酸菌の味がするから絶対に潮だ、って仰るんです。
そうこうしているうちに時間が近づきましたので、お風呂を出て、裸の上に浴衣だけを着て、私は腰の力が抜けていたので彼に支えていただきながら、部屋に戻ると、すぐにお布団を出して、彼が、私の浴衣をめくって私の中へ入ろうとなさったのです。どういうショーツがいいですかって、彼に尋ねますと、一時間も我慢していたわけですから、もう我慢できませんって仰るのです。見れば、彼の竿の先からは銀の雫が糸を引いて垂れていますので、ここまで華詠を気持ちよくさせて下さったのに、私は何もして差し上げていなかったことが申し訳なくなって、すぐにお出会いが始まりました。彼の身体に指を這わせて、少しでも気持ち良くなって頂こうと、一生懸命に締めました。「有り難う、有り難う」と言いながら彼は気持ちよくなってくださいました。
荒い息が落ち着いた頃、扉がノックされて、お食事を持って参りましたと仲居さんが入っておいでになったものですから、きっと二人のお出会いの声が聞かれていたのかもしれません。それに、シーツを代えますね、と言って新しいシーツに代えてくださいましたから、二人が結ばれたことはバレバレ、やはり行為の跡を見られるのは恥ずかしいですよね。でも彼は、なんか自慢そうにしているんですよ。その間にも、まだショーツを穿いていないで浴衣だけでしたので、太股を彼の液が伝いますし、匂いもしていたんじゃないでしょうか。そう思うと恥ずかしくって恥ずかしくって…
その夜は食事が終わって、お酒で気持ち良くなって、二人で寄り添って横になっているうちに、私のクレヴァスの上に彼が、硬いものを擦り付けていたと思ったら、温かくて白いとろっとした液を出してくださって、夢路に入りました。幸わせでした。彼の匂いと逞しい体に包まれて眠るのは…。
翌朝は、彼のものが痛いくらいに強張っていましたので、私が彼に抱かれたまま脚を広げて、その中心のクレヴァスに彼のものを入れるという体位を初めてしてみました。彼は、私が小柄といっても、全体重を支えるのに大変だったでしょうけど、私は本当に気持ちいいだけでした。彼にしっかり抱かれて空中を漂う中で、歓びの波にさらわれて行くわけですから。お小水が出ないようにと願いながらも、下腹部に軽い痺れが走ります。後で聞くと、恥ずかしい恥ずかしいとしか言ってなかったそうです。自分のことしか考えていなくて、私って駄目な女ですねぇ、彼のように、逝く時も「有り難う」って言える方って、本当に素晴らしいと思います。ゆっくりとお布団の上に私の背中がつくと、私は脚を開いて上げたまま、彼がフィニッシュの動きを早めました。ベちょン、べちょン、グシュッ、グシュッという音が一段と早まった時、「華詠さん、有り難う」と言って彼が果てました。
タンポポ色のショーツを穿いて、彼の液を受けとめる用意をしてから、お化粧や身づくろいに小一時間、またお世話になりますねと、おかみさんに挨拶をして、彼と一緒に、でも、同じ列車の別々の車両に分かれて帰ってきました。電車の中で、腰を上げて座り直したりしますと、彼の液が垂れ出てショーツに染みるのが分かります。愛し合ったことを実感する瞬間です。せっかく、誰にも見つからないように、そうやって別々の車両に乗っていたのに、終着駅で下りる時に彼、私に近づいて来て、華詠さんの穿いている下着を下さい、ですって。次にお目にかかるまで、それで我慢します、なんて仰るもんですから、駅前のデパートのトイレで、タンポポ色を脱いでお渡ししましたけれど、男の人って、いくつになっても高校生みたいって思いました。今回も長文になってしまって申し訳ございません。不愉快なお気持ちになりませんことを祈っております。ある種、仕事場で表面だけ見られて聖女なんて思われてきた私の、懺悔なのかもしれません。お許しください。