「抱いて欲しいな…ってそう思ったの…」
そう言った彼女との出会いは20年近く前、私は大学に入ったばかりで彼女は短大の二年。当時普通に仲は良かったが、親交が特に深いわけでは無かった。
彼女と再会したのは10年ほど前。既に七つ年上の男性と結婚し、男の子を一人生んでいた。その時点ではまだ昔の知人という感覚しか無かったのだが、しばらく友人として付き合い、やがてケータイメールが普及する頃には、頻繁に連絡を取り合い、ランチや映画に二人で行くようになっていた。会話の中で彼女がセックスレスで悩んでいる事も知った。
2001年の終わり頃、ある出来事がきっかけとなり、私は彼女に「愛してる」と告白した。その返事が返ってきたのが年が明けた一月半ば。「話があるの」と呼び出され、二人で出掛けた人気のない公園で、普段はおしゃべりの彼女が絞り出すように言ったのが冒頭のセリフだった。
そのままラブホテルに直行し、お互い数年ぶりとなるセックスを堪能した。私は当然のようにコンドームを装着しようとしたのだが、彼女は「ナシでしていいよ」と言った。言葉どおり思い切り中出しさせてもらった。頭が痺れるようなエクスタシー。最高だった。
しばらく彼女任せで中出しを続けていたが、たいてい前戯で一、二回イカせるためか、だんだんイイカゲンになったのだろう。その夏に彼女が妊娠した。残念ながら堕ろすしかなかったが、二人の愛はますます深まり、それ以降は私が彼女の周期を管理し、危険日以外は全て中出しを楽しんでいる。
先週の休みも、五時間足らずの間に三回、たっぷり中に出してやった。車でそれそれの帰路についてから、彼女からメールが入る。
「今日もいーっぱい出たね~。まだアソコがジンジンしてるよ。さっきがんばってティッシュに出したつもりだったけど、まだ結構残ってるみたい。ショーツのアソコが染み出た液で濡れてきちゃって、車の中にアタシとアナタの匂いが充満してるよ…」