平日のスーパー銭湯に行きサウナや冷水浴を数セットし、併設のレストランで休憩していた
スマホでYouTubeを観ていた所、隣のテーブルに熟女さんが読書などをして過ごしていたのは視界に入っていた
家族を待っている雰囲気で、読書を止めては周囲を見渡すような挙動だった
その熟女が席を立ち出口へ向かって歩き出し、座っていたテーブルに目をやると傘を置き忘れていた
慌てて傘を手に取り、出口に歩き出した熟女の肩を叩き 「忘れ物ですよ」 と傘を差し出した
『あっ いゃ トイレに行こうと思って』
出口付近にあるトイレに向かい、傘は場所取り用として置いていたのを理解した
熟女は目を潤ませ
『本当にありがとうごさいます』
「すみません、傘は席に置いておきます」
『誤解させてごめんなさいね』
顔を近づけて、キラキラした目で見つめている
見た目は50代の豊満な身体で色白
黒のワンピースに黒いカーディガン
黒いストッキングに焦げ茶の皮のバック
妖艶な雰囲気と思わせぶりなリアクションに引っかかっていた
熟女はトイレから戻り席に着こうとする時にニッコリと会釈をした
『もう、入浴は済まされました?』
優しい雰囲気に押されて、気軽に声をかけてみた
「はい、ちょっと疲れて休んでました」
思い切って、熟女のテーブルに移動して
『同じです 何度もサウナに入って休憩中です』
話を聞くと、看護師をしていてバツイチ
平日休みにひとり岩盤浴をしにきた
名前はユミ
話の流れで、ドライブして日没の夕日を見に行く事となった
ユミは離婚して2年
二人の子供は独立
一人暮らし
離婚後、彼氏もいない
『男の人に急に声をかけれて驚いたのよ』
「あの銭湯、出ると再入場できないから慌てて追いかけたんですよ」
『優しいのね、嬉しくなって感動したのよ』
途中、スタバで飲み物を買い
夕日の見える駐車場で車中コーヒーを飲みながら話をしていた
話しのリアクションにクスクスと笑う様子は歳上とは思えないほど可愛らしさがあった
話しに夢中になり、サンセットの瞬間を見逃しそうになるくらい話しは弾んだ
手を握ると何の抵抗もなく指を絡めてきたので、グッと引き寄せるとユミは肩に頭をのせてしなだれかかった