目が覚めたら知らない部屋の知らないベッドの上だった。
少しボーッとした後、思い出した。
昨日の夜は職場の仲良し4人で部屋飲みだったはず。
俺の指導係の田中先輩とその彼女の総務の女の子、そして俺が母と同い年だと分かって冗談で「おかあさん」と呼んだらそれがあだ名になってしまった奈緒子さん。
奈緒子さんの部屋で始めた飲み会で俺は楽しくなって飲み過ぎて…潰れた。
と、いう事はここは奈緒子さんの部屋のベッド。
潰れて運ばれてベッドに寝かされた。
それだけなら迷惑かけて申し訳ないで済む話だと思った。
でも俺は…裸だった。
もしかして…いや、誰と？
そんな混乱と不安の中で下半身に触れてみた。
俺の下の毛は…パリパリに固まっていた。
やってるな、これは…。
総務の女の子？
いや、彼氏である先輩がいてそれはない。
消去法でいけば…奈緒子さん…。
母と同じ歳の奈緒子さん…。
まだ起きるには少し早い時間帯、眠さとダルさでベッドから動きたくなかった。
でも奈緒子さんとしてしまったかもしれないと思うと寝てるわけにはいかなかった。
ベッドの側に畳んで置かれた俺の服を着てから寝室を出てリビングに向かった。
「起きた？おはよ～」
「おはよ～ございま～す」
キッチンに立つ奈緒子さんはいつも通り明るくて朗らかな雰囲気だった。
俺は一瞬、奈緒子さんとセックスしたなんて俺の気のせいだなと思ってホッとした。
「二日酔いになってない？大丈夫？」
「大丈夫です。すいません、迷惑かけちゃって」
「気にしないで良いよ。シャワーでも浴びて来たら？スッキリするよ？」
「いや、大丈夫です。帰ってから浴びますから」
「…帰るの？昨日…朝またするって言ってたのに…覚えてないのかぁ。酔ってたし仕方ないか…」
そう言ってちょっと寂しそうに笑った。
嫌な予感がして冷や汗が出てくる。
「…する？俺何かしました？すいません…全然覚えてなくて…」
「そっかぁ、やっぱり覚えてないのか…え～とね、タク君が酔い潰れちゃった後、田中君にベッドまで運んでもらったの。で、2人が帰った後に様子を見に行ったら暑そうだったから服脱がしてあげてたら…抱きつかれて…脱がされて…ダメだって言ったんだけど…」
全く、本当に全く覚えてない。
多分、俺の顔は引き攣ってたと思う。
照れてるように俯いてる奈緒子さんに見られなくて良かった。
「…俺、やっちゃいましたか？」
奈緒子さんは少し戸惑ったような顔をした後、恥ずかしそうに頷いた。
「すいません！本当にすいません！」
必死に謝る俺に奈緒子さんは優しかった。
「謝らなくて良いよ！別に嫌じゃなかったし…こんなオバちゃん相手にさせちゃって申し訳ないくらいだから…」
俺はその言葉で少しだけ落ち着いた。
そうなると現金なもんでさっきの奈緒子さんの言葉に下半身が疼いた。
『朝またするって言ってたのに』
これは完全に…ヤレる！
俺はあまり女に縁がない。
というか風俗以外で女性と触れ合った経験がない。
そんな俺に降って沸いたような幸運。
でも相手は母と同い年…悩みつつ改めて奈緒子さんを見た…いや、悩む余地なんて無かった。
俺ごときに相手を選ぶ贅沢なんてある訳がない。
行くしかないに決まってる。
それに母親と同い年と言っても奈緒子さんは全くそうは見えない。
背が高めでスラっとしたスタイル。
特別美人って訳じゃないけど笑顔に愛嬌があってとても可愛らしい。
なにより…なによりも…胸がデカい！
俺は昨日、あの巨乳を揉んだということか…そして望めば今、また揉めるという事か！
まだ少し俯き気味で恥ずかしそうにしてる奈緒子さん。
よく見ればその大きな胸の膨らみの先っぽにはポチッとした突起が見える。
俺は無言で奈緒子さんに近づいていく。
後ろから肩に触れると奈緒子さんの体がビクッと震えた。
「タクくん…？」
俺は答えず奈緒子さんのうなじにキスをしながらゆっくりと手を胸に重ねる。
俺の手から溢れる大きさの胸をゆっくりと、乳首を手の平で刺激する事を意識しながら揉んでいく。
何度揉んでも飽きない。
なんて柔らかさ、大きさ！
無抵抗でされるがままの奈緒子さんの首筋から頬、そして唇に舌を這わせながら何度も何度も胸を揉んだ。
奈緒子さんの口からはか細い喘ぎが漏れ始める。
そして俺は片方の手を奈緒子さんの体に沿って下ろしていった。
昨日の夜の記憶は無い。
でも、今日は忘れられない１日になる。
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