僕は21歳の独身で1つ年上の彼女がいます。
仕事はデイサービスの職員として毎日頑張っていますが、ある日の夕方の事でした。
いつも最終17時でお送りしているおばあちゃんを玄関先までお連れしていると、後ろから「こんにちは、いつもありがとうございます。」とおばちゃんの娘さんが声をかけて来られました。
母と娘の二人暮らしで、娘さんは一度離婚されていると聞いたことがあります。
いつも通りの会話を交わしながら、僕はおばちゃんを自室のベッドに座らせ「ありがとうございました。また明日お迎えに上がりますね」と挨拶をし玄関に向かいました。
「今日はなんか暑かったでしょ、良かったらコレ飲んでちょうだい。」と冷蔵庫から缶コーヒーを取り出し僕に差し出しました。
「いいんですか?」
「いつもお世話になってんのに、コレぐらいしかでけへんけど」
と満面の笑顔で手渡されました。
「ありがとうございます、ご馳走になります」とお礼を言い玄関を出ようとしたら
「ここで飲んで行ったら、ちょっとおはなしもしたいし」
「・・・あぁぁぁ、じゃあ遠慮なく」
僕がコーヒーを飲み始めると、おばちゃんの今日の様子などを聞いて来られたので、細かく一日のご様子んお話ししました。
でもなんだか、他にも話したい事があるような、怪しげな雰囲気を察知した僕は。
「あの、もし良かったら…」と口にした途端
「今晩来られへんかなぁ?折り入って相談したい事があるです。」と
「わかりました。じゃあ帰って管理者の○○さんに相談してみます。」と言うと
「出来たら○○さんには内緒で来てくれへんかなぁ」とおっしゃいました。
危険な香りがプンプンしていたのですが
「わかりました。じゃあ何時ごろ来れば良いですか?」と尋ねると。
「10時過ぎでも良いかなぁ?」
益々危険な香りプンプンしていたのですが、アッサリと承諾してその場をあとにしました。