いつもの様にSMSで今日の予定を聞いてみる。
大抵は「大丈夫です」の返事。「3時間後にいつもの処で」とメール。すぐに「承知しました」の返事。
このおばさん、名前も正確な年齢も知らない。自称50代後半。しかし、どう見ても60代中頃。
知り合ったのは出会い系。援が大多数を占める中、「交通費だけ頂ければ…」との事だった。
会ってみると、大抵の男は後悔する。恐らく待ち合わせ場所にこのおばさんを発見したら、ほぼ100%会わないと思う。
それ位ドブス。私も待ち合わせ場所に行って、このおばさんの隣にいたでっぷり太った巨乳・巨尻の50代のおばさんがその人だと勘違いして、その場所に行って声を掛けようとしたら、その隣にいた小柄なおばさんが待ち合わせしていた人だと分かった時の衝撃たるや…
恥ずかしくて、早くその場を離れたくて2人でその場を離れた。頭の中は「どうやって断わろう…」が駆け巡った。
身長150位、おかっぱ頭で眼鏡、超地味な服、美熟女とは全く正反対。
人目につかない様にと無言で歩いていると、公園に出た。意を決して断ろうと振り返ると、リュックを背負ったおばさんの胸が眼に入った。
小柄なおばさんの胸が眼に入った。デカい!どちらかと言うと細目のおばさんだが、どうやら巨乳の様だ。古臭い昭和のスカートに包まれた尻もデカい。
顔は…一度位なら…と考えが変わる。公園の脇に古臭い連れ込み宿(ラブホとは言い難い古臭いホテル)が眼に入った。
「ここでいいですか?」私は無意識に言葉を発していた。「はい」おばさんは明るく答えた。
ラブホの薄汚いビニールのカーテン(車用)をかき分け、ホテルに入った。薄汚いホテルだが部屋の写真のパネルのボタンを押す。案の定空いている。
小さな小窓のカーテンが開き、年配のおばさんが「○○円です」と事務的に言った。
「お連れさんは?」と覗きこむ。小柄なおばさんは私の影になっていて見えなかった様だ。「います」とおばさんの存在を見せる。(恥ずかしい…)
鍵を受け取り、足早に階段を上がる(エレベーターなど無い)
おばさんは黙って後ろから付いてくる。3階に上がる。薄暗い廊下にどの部屋からか分からないが、女の喘ぎ声が響いていた。「いいわぁ~!あっあっあっ!おうおう~!」風俗嬢の演技丸出しの喘ぎ声だ。
早く部屋に入りたい!早くおばさんとやりたいのでは無く、一刻も早く人目を避けたいだけだった。