私は身障者の生活補助をするNPO法人をやっています。
とは言ってもメインはサラリーマンで、土日の予定が入った時だけやってる気楽なものです。
私が立ち上げ、今8人ほどの活動員がいますが主な活動は手足、目や耳の不自由な方のできない事をアシストする事です。
皆さん、不自由ながら自力でなんとか生活していらっしゃるのですが、どうしてもできない事ってのが出てきます。
例えば、手が麻痺や切断で使えない方は高所作業や力仕事、目が見えない方は部屋の整理整頓やトイレ掃除などです。
中には本当に感謝され、「ずっと家にいて欲しい」と懇願される事と多くあり、それが最高の褒め言葉で皆励んで頑張っています。
サポートするのは女性がかなりの比率を占めています。
元々、力が弱いのでサポートを必要とする事が多いし、男性は恥ずかしがって依頼がありません。
そして私達しか人と接する機会がない方も多くいます。
その中には「片腕の女なんて誰も貰ってくれないからね…」「脚が変形してたら一緒に歩いてもらえない」と悲観して人付き合いをしたがらない方もいます。
そんな彼女たちも人並みに恋愛願望もありますし、妄想もするそうでよく彼氏になった想定で食事を振る舞われる事があります。
ついに43歳のサポート歴2年になる女性が私に
「まだ手が自由に動いてた時は婚約もしてたんだけどね。物が持てなくなって逃げられちゃったけど、男性の温もりは忘れないもんよねぇ…」
と迫ってきました。
彼女は手先以外は自由に動くので、非常に努力して体型維持やオシャレに気を使っています。
低俗な言い方をすれば、エロいマダムです。
出産経験もなくストイックに運動をしているので20代前半の体といってもバレないくらいの艶があります。
「服を脱がせて。」
そう言われると反射的に手を貸してしまいます。
裸にした彼女に面と向かって立たれると、どうしても胸や陰毛に目がいきます。
「ここまでしたらわかるでしょう?」
それだけ言われたら十分でした。
所定の2時間、しっかり彼女を満足させるために色々頑張りました。
というより、彼女が時間いっぱいまでしがみついていて離れないのでずっと続けるしかないんです。
これから月一でこのサポートがあるそうです。