まだ20代のころのことです。
当時、勤めていた職場を訳あって離職。
次の職にありつくまでの繋ぎになればと、某呑み屋の常連客である知人の紹介でアルバイトを開始。
平たく言えばスナック。
男の自分のポジションはカウンター内、主に話好きなお客さんのお相手。
それ以外は要するに体の良い雑用です。
よく聞かされた話としてバブルるの頃は景気がよかった、女の子は入れ替わり幾らでも集まった、と。
10年ほど過ぎたその頃は若い女の子は皆無(笑)。
自分を除く女性スタッフ(所謂ホステス)の最年少でも30代半ば、あとは40代~50代、若僧だったその頃の自分が見てもさすがに小綺麗な人達でしたね。
皆さん昼間は各々が別の職に就いていて、二足の草鞋ということのようでした。
そんな自分は春には再就職と決め働き始めてあっという間に半年が過ぎ、忘年会を開いてくれました。
それもお開きとなり、駐車場へ向かうと自分の車の側によく知る女性が…スタッフの一人、40代の女性です。
この人を含めスタッフの数人で週末の店が引けた後、ファミレスで駄弁ることがあったので、今回は酔い醒ましの後に自宅まで送れとの魂胆だろうと推測。
予想通りファミレスにて珈琲プレイク。
お店では若い男性客が来ると「若いエキス」、「いい男」だのと口走るので内心はバカにしていたものですが、店を離れれば相応に大人の女性で、色気さえありました。
ここだけの話、こういう店で働けば男としていい思いができると都市伝説のようにアホな規制概念を持っていたことに恥を感じました。
皆さん、それなりに苦労をしていたからです。
なのでバカにしていたこの女性のアドバイスにも素直に耳を持ちました。
「来るものを拒まず」もどうかと思うけど「去るものを追わず」もダメだからね。
どうもこの人はボクがかなりモテる男だと勘違いしていたようです。
あまり喋らなければ綺麗な女の人に見えるのに、そんな女性です。
店を出て自宅へ送る道中です。
「あ~どこか行きたい」
といいだします。
これがボクと同年代や憧れの女性ならドキッとするんですが、カンが働かず聞き返しました。
「好きなコとかいるの?」
いないと返答。
「じゃあべつにいいよね」
真面目に意味が分からず、また聞き返すと衝撃的な言葉。
「ホテル行こ」
突拍子だし、ストレート過ぎて直ぐには受け止められませんでした。
普通は男が言う言葉ですよね。
単純に15の年齢差があり、ヤバイ人なのかとビビリます、若かったので。
頭の中で理性と妖しい気持ちが闘い、沈黙。
もう一度 「ねぇ、ホテルに行かない?」
咄嗟に口から出した言葉は
「お金ないよ」
です、情けない。
避けたい半面、あわよくばエロいことしたい本音が滲み出た言葉ですね。
(しつこいですが若かったので)
すると
「いいよ、あたしが出すから」
こう返されるとまな板の上の鯉になってしまい、お互いに無言に。
この無言がこの人とってはOKと受け取ったようで、バッグから出したガムをひたすら咬みだしました。
嬉しいような、恐いような複雑な気分のまま年末が近い深夜の道路を流し続け、ホテルが目につけば近寄り満室を確認する度に通り過ぎる、を繰り返しました。
段々と何やってんだろ、と正気を取り戻しかけた所で満室のランプが点いてないホテルを発見、何ともいえない気持ちで入りました。
気だるそうに先を行くこの人を追いながら部屋へ。
ちなみに今も部屋までの記憶はあまりありません。
部屋に入るとソファに放り投げるようにバッグを置くと、さっさとシャワーを浴びにいってしまいました。
男ですが、ムードもへったくれもありません。
ボ~っと待ち、入れ替わりにシャワー。
えぇ~っといつ以来だっけな、こういうの…この程度の思考しか働きません。
一度トイレに行き、気を使いまたシャワーをしに行く前に目についた汚物箱、何気に開けてみると無造作に捨てられた物体。
今ならわかりますけどもオリシーだったんですね。
ヌルヌル過ぎてベチャベチャでした。
とりあえず赤くはなくて半透明のヌルヌルが付着している意味は理解でき、見てしまった罪悪感をかくしてシャワーを済ませました。
彼女も緊張していたようでキスが始まると、舌を吸われ唾液が無くなるったような。
お店での「若い男のエキス~」と口走るこの人の言葉がリフレインします。
寝たコは覚醒し完全勃起。
男女が逆転したようにあちこちを舐められフェラに移行。
唇の粘膜が片時も離れない密着したようなフェラは経験がなく、逃れられない快感に敗北。
あまりに早い射精にイラッとされてましたが快復の必要がない姿に笑ってました。
少し余裕が出た所で今度はこちらが攻める番。
大きめな乳首を弄んで鼻息が荒くなり始めた所で下へ。
切り揃えた程度な初めて見る濃密度な陰毛に少し引いてしまいました。
が、挑みます。
ヌチャ~っとなっていることを想像しましたが、あまり変化はなく唇、舌を駆使しながらクリ、ビラビラ、膣口を行ったり来たり。
何回目かのクリから膣口に移動した所でいきなり唇に付着するヌルヌル。
ほとんど無臭に近かったのに酸っぱいような、馴染みのある匂いが混じり漂い始めます。
舌が疲れてきた所で避妊具を装着、そして開始。
やたらと声を出さない人のようで、この人の中で許容を越えた時に切羽詰まったような堪らない反応がよかったです。
実際は分析する余裕なんてなく、夢中でした。
だって例えば、騎上位。
上下にドンドンとか、ある程度の前後、とかは普通ですよね。
切羽詰まったようにあまりに早い前後運動は経験はなかったです。
仰け反ったり、突っ伏すしながら腰だけ動かす、唸るような声をだしながら腰の動きは止めない、とか。
射精も三回目になると、もうほとんど出なかったです。
こんな体験でした。