学生時代、長野県の山小屋でバイトをしていた。
いろんな客が来る。山登り、湿原散策、アマチュアカメラマンなど。
2年目の夏、高山植物や風景を描きにくる女性と知り合った。
聞けば、毎年来て、長く滞在しているとのこと。
夏山は、お盆を過ぎると秋の気配がしてくる。雨も多い。
客であふれていた山小屋も、雨が降れば暇になる。バイトも減る。
早朝から出かけていた女性に、弁当を届けるのが日課になった。
朝から変な天気の日だった。午後からは夕立だろう。そんな気がした。
11時に弁当を持って、歩くこと30分。女性に弁当を届けた。
暗雲が立ち込め、あっという間にガスに包まれ真っ白になった。
「小屋に戻ったほうがいいですよ」
「そうよね、なにも見えないしね」
後ろから、雷鳴と稲光が迫ってくる。間に合わないなあ、そう思った。
女性の手を取り、少し強引に引っ張りながら走った。
あと300メートルほどで、風穴と呼ばれる小さな洞穴がある。
あともう少しというところで、大粒の雨に追いつかれた。
洞穴に飛び込み、荷物を置き、息を整えていると、
女性が、日焼け防止で首に巻いていたタオルを貸してくれた。
顔、首、Tシャツを脱ぎ上半身も拭いた。タオルからいい匂いがした。
禁欲状態だったので、つい、下半身が反応してしまった。気まずい!
二人並んでいろんな話をした。なんと、大学の隣町から来ていた。
女性は、41歳になる高校の美術教師。4年前から来ているらしい。
彼女は大学の後輩。こんな年上の女性を気にすることは今までなかったが、
身体の温もりが伝わるように寄り添って坐っていると妙に意識してしまう。
はじめて、年上の女性を女として見ていた。
彼女にはない、女性らしさ。やさしく包んでくれるような話し方。
なによりも、女性から発せられる香りに、僕の身体は反応していた。
翌年の夏も、バイトをした。8月15日に女性がやってきた。
僕の日課がはじまった。すごく嬉しかった。
天気がいい時は、忙しい。だから、弁当を届けてすぐに戻らないといけない。
朝から雨の時は、女性も小屋にいる。一年前のような出来事はそうそうない。
ところが、思いもしなかったチャンスがやってきた。
女性が、山頂近くの小屋へ登る時のポーター役に指名してくれた。
ドキドキしてあまり眠れないまま、3時に起きた。
2人分の弁当、軽食、水筒、スケッチの道具をリュックに詰めて出発。
30分もすると、女性の息が少し荒くなってきた。
ハーハー ハーハーという女性の息遣いを聞きながら、興奮していた。
大きな岩場では、女性の両手を持って引き上げた。
上げた時、女性の顔が僕の胸に当る。何気なく、そっと抱き寄せていた。
水が流れ滑りそうな場所では、女性の手と腰を抱えるようにして並行に歩く。
この時も、手を握り締め、腰をグイッと抱き寄せるようにした。
ときおり、女性の髪が僕の顔にあたる。興奮しきっていた。
小さな石を踏み外して、女性が倒れそうになった。
無意識のうちに、女性の身体の下に腕を入れ、抱きかかえるようにした。
僕の手は女性の左の乳房を押しあげ、柔らかい感触が伝わってきた。
「大丈夫ですか? 捻挫してませんか?」
手の感触を誤魔化すように、大きな声で尋ねた。
「大丈夫よ。びっくりしちゃって」
「小さな石は危ないので、上に乗らないようにしてください」
「ちゃんと押さえてくれたから大丈夫よ」
よし、バレテないな! 青二才の僕の心臓はバクバク音がしていた。
大きな岩場で休憩した。女性がカップを差し出してくれた。
ハーブティが入っていて、疲れがとれるという。
そんなことよりも、女性が飲んだカップに口をつけることに興奮した。
数口飲んで、女性に戻した。カップの残りを女性が飲み干した。
稜線に出るとスケッチのポイントが多い。僕は忠実なポーター兼アシスタント。
道具を持って、うしろをついて回っていた。
2時前、小屋に到着。僕は下の小屋に戻り、3日後の朝、迎えに来る予定だ。
ところがものすごい雷雨で動けなかった。
結局、そのまま泊まることになり、バイトに混じって手伝いをした。
仕事を終えると、僕は、女性を探した。図書コーナーで図鑑を見ていた。
いろいろな話をしながら女性は缶ビールを3本空けていた。
「そろそろ部屋に戻るわね」「そうですね」
「あ~! ここ、どうやっていけばいいの? わかる?」
最大1000人以上が泊まる山小屋。確かに広い。
カギを受け取り、「こっちですよ」と、手を取って歩き始めた。
小屋の端のほうにある4畳半の個室だった。
カギをあけ、電気をつけて、女性から手を離した。
「ちょっと怖いの。良ければ、一緒に朝までいてくれる?」
一瞬、とまどった。心臓がバクバクした。「はい、朝3時に出ますけど……」
せんべい蒲団に並んで寝た。この日も朝まで眠れなかった。
指一本ふれることなく、女性の寝息を聞いていた。
バイトを終えて、大学生活がはじまった。
11月、寮長から電話だと告げられた。女性からだった。
山でのお礼をしたいから、今度の土曜日、来ないかという誘いだった。
彼女に申し訳ないが、ちょっとドキドキしながら、玄関の前にいた。
女性ばかり、3人に出迎えられ、いろいろな話をした。
ワインもすすめら、車だったので仮眠を取らせてもらった。
いい香りに包まれ気が付くと、女性が僕のペニスを握り、キスをされていた。
ここはどこだ? 5秒ぐらいして、記憶がよみがえった。
僕を見下ろしている女性の顔を引き寄せ、キスをした。
この時すでに、握られているペニスは爆発寸前になっていた。
それを察したのか、女性は、僕のペニスを口に含んだ。
彼女のフェラとは比べられない快感が、あっという間に押し寄せた。
女性は、僕の精液を普通に自然に飲んでいた。初めてだった。興奮した。
その頃は、一晩で7回を自慢していた若さだったので、これからが本番。
女性の服をすべて脱がし、脚を広げて、女性の香りを吸い込んだ。
オマンコから溢れる愛液に興奮し、女性の喘ぎ声もすごくかわいかった。
なにより、「もっともっと、いいわ、もっとよ」という声に全力で応えた。
ゴムをもってなくて後悔したが、「今日は大丈夫よ」と言われ、
朝まで、4回、女性のお腹の中に放出を続けた。
彼女ではありえない、激しい動きにも、快感を表に出して喜んでくれた。
僕が休憩しているときもペニスを握り、口に含んでくれた。
僕も、女性を抱き寄せ、身体中を愛撫し続けた。
乳首を強くつまんだり、バックから思い切り突き刺したり。
彼女が痛がることでも、何でもさせてくれた。僕は、一晩で虜になった。