にぎにぎ、トントン。これは声に出せないときの二人の決まり事を擬音っぽく表現したものです。典子さんから食事の催促がきた、ということはOKの合図?私にとってシュールな状況でした。そんな状況に興奮気味の自分がいるのも事実です。当日、10時に待ち合わせし1時間ほどお茶してたわいない話をするも、お互いちょっと緊張気味でした。典子さんの前に置かれたコーヒーは減ってなかった。「早目のランチしましょうか?」「あまり食欲がないんです」「それなら少し歩きましょう」平日の昼間でも人が多い。私は思い切って典子さんの手を握った。顔は見なかったが軽くだが握り返してくれた。「こんなおばあちゃんと手を繋いで恥かしくないの?」小さな声だった。「見せ付けたいかな?」「そう言ってもらえるとうれしい」このとき典子さんの表情を見るとニッコリしていました。「あそこで二人っきりでもっと話したいね」「あ、はい」街はずれのラブホに入る。部屋を選びときも鍵を受け取るときも手を繋いでいた。部屋に入り手を離しソファーに導く。典子さんは膝に両手を乗せ所在なげでした。「私こういうところ初めてです。なんかきれいね」「お茶取って来ますね、喉渇いたでしょ」私も緊張していたが典子さんの緊張はマックスのようでした。私自身緊張していても、64歳で半分は白髪の女性とセックスする状況に異様な興奮で私の下半身がマックスでした。「あの、お湯入れて来ますね。一緒に入りましょう」ソファーを立ち浴室に行く。このとき典子さんを見ると俯いて膝に置いた手を擦り合わせていた。お湯を入れてソファーに戻るとき、馬鹿げたことを思いつく。和むきっかけが欲しかった。「典子さん、目つぶっててください。絶対開けちゃだめですよ」「えっ?目をつぶるの??」「はい、怖いことはしないから安心してください」洗面所で全裸になり典子さんの隣に座る。もちろん勃起している。「僕がいいって言うまであけちゃだめですよ」「はい…」消え入りそうな声だった。「これから典子さんの左手を握りますよ、力抜いてくださいね」典子の左手を取る。「絶対目あけないでくださいね」「はい」典子さんは目を閉じ俯いている。力ない左手を両手でさする。その左手をいきり立った私に添える。その時典子さんのカラダがビックした。「まだ閉じててくださいね」小さく頷く。私は典子さんの左腕を掴む。「これから僕の質問にyesなら、典子さんの手の中にあるものを二回握ってください。noなら一回。こういうふうにね」典子さんの腕で試してみる。「一回練習してみましょう」典子さんがコクリと頷く。「あなたは典子さんですね?」力なく二回、ギュギュッと握る。「よくできました。では質問します。あなたは女性ですね?」ギュギュッと握る。こんな質問を五回ほどすると、しっかり握るようになっていた。「今、典子さんが握っているのは何だかわかりますか?」ギュギュ。「もう手を離したいですか?」間がありギュっと一回握る。「キスしてもいいですか?」ギュギュッと二回。俯いている典子さんの顔を上げ口唇をつける。口唇を離しまたつける。私を握る典子さんの手に力が入る。「一緒にお風呂に入りますか?」ギュギュッと二回。「そのまま目をあけていいですよ」典子さんはゆっくり目をあけ左手を見る。「しっかり握られてますよ」「写真で見た一郎さんね」「驚かせてごめんね」「ビックリしたけど楽しかった」「典子さん、緊張してたからつい」「緊張してたけど、こうしてると落ち着く。甘えん坊なのかな?」「僕も典子さんに握られてると落ち着くよ」「硬くて大きい、先っぽからなんか出てる」「喜んでる証拠ですよ」「ねぇ、もう少し握ってていい?」「もちろん!」「熱いね」典子さんの顔を寄せ口唇をつける。舌先で口唇を舐めると
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