この季節になると、7年前のことを思い出す。
会社の独身仲間で暑気払いしようということになり、後輩の提案で乗り合いの屋形船で宴会をすることになった。
貸し切りではなく、数名のグループが何組か同じ屋形船の中で飲み会をやるというやつだ。
当然女子も誘ったが誰も話に乗ってこず、男ばっかり6人で飲み会をやることになった。
「男ばっかりの方が気を遣わなくていいか」と出掛けたが、隣に陣取っていた中年女性だけのグループと意気投合した。
中年女性と言ってもその辺にいそうなおばさんではなく、なかなかの粒ぞろいで綺麗な大人の女性たちと言うグループだった。
俺はその中にいた岡江久美子さんをもう少しきれいでナイスボディにした感じの女性と仲良くなり、屋形船を降りる時に携帯の番号を交換した。(なので久美子さんて書きます)
翌日早速電話してみると、「え?昨夜の俺君?本当に電話してくれたんだ!」と喜んでくれたので、俺は「これは行ける!」と思い翌週末に飲みに行こうと誘うと、速攻でOKしてくれた。
その頃俺は26だったが、久美子さんは大人の女性なので静かで雰囲気の良い店の方が良いと思い、半個室になっていて刺身の美味い店を予約した。
向かい合うのではなくL字型のテーブルになっているのもなかなか良い感じだった。
お互いのことをほとんど知らなかったので、先ずは簡単なプロフィールを言ったが、久美子さんの趣味はテニスとゴルフ、毎日5キロのジョギングが日課で、数年前に離婚して独身であることが分かった。
年令は聞かなかったが、顔や手指などのチェックポイントを見る限りでは40~45くらいであることが想像できたからだ。
居酒屋にけっこう長居してしまったが、俺が「このあとはどうしますか?」と聞くと、久美子さんは少しはにかんだ感じで「お任せします」と言うので、冗談っぽい口調で「そんなこと言われたら、ボク、なにしちゃうかわかりませんよ」と言うと、「今夜は帰らなくても良いようにしてから出てきたから」と。
そんな風に言われたら、男としては「これは行くしかない!」と言う気になるのは当たり前。
俺は「じゃぁ、本当にボクに全部任せてくれるんですね」と真顔で念を押して店を出ると、久美子さんが腕を組んできた。
俺はタクシーを拾って奥に久美子さんを乗せると、運転手に「道玄坂!」とひとこと告げて久美子さんの方に手をまわして引き寄せた。
道玄坂でタクシーを降りるとホテル街へ直行したが、週末だからラブホ混んでいるだろうし、二人でホテル街をウロウロするのも気分が白けてしまうと思い、ホテル街に入ってすぐに見つけたちょっと高そうなホテルが入り口に空室の青ランプだったので速攻で入った。
「ご休憩ですか?」と聞かれたが、もちろん「泊まりで」と言って鍵をもらった。
部屋を選んで入ると、ドアを閉めた瞬間に久美子さんを抱き寄せて濃厚なベロチュー、久美子さんも俺にしがみつくようになりながら舌を絡めてきた。
ベッドに腰をかけてもう一度キスしようとすると、「俺君、本当にこんな年寄りでいいの?」と久美子さん。
俺が「久美子さん、すごくきれいですよ」と言うと、俺の首に手を回してキスしてきた。
ベッドに押し倒して首筋に唇を這わすと、「待って…シャワー浴びさせて」と久美子さん。
俺が体を離して「じゃ一緒に」と言うと、「シャワーとお手洗いは一人ではいるものよ」と、着ていたものを脱いでクローゼットに掛けるとキャミ姿でシャワールームに行った。
20分くらい経ってから、久美子さんが化粧をしっかりと直してホテルに置いてあった短めのバスローブのようなものを着て出てきた。
俺は入れ替わりにシャワーを浴びたが、既に勃起したペニスを念入りに洗った。
体を拭いて腰にタオルを巻いて出て行くと、久美子さんは先にベッドに入り首までしっかりと布団をかけていた。
俺がタオルを外してベッドに入ると、久美子さんも全裸だった。
久美子さんの希望で、部屋の照明を暗くしたあと、「今夜は最高の夜になりました」と言って久美子さんを抱き寄せると、「その言葉、少し早いかもしれない」と。
愛撫を始めてみたが、スポーツで鍛えていると言っていた体は引き締まっていた。
腹やお尻もキュッとしていたが、おっぱいが柔らかく垂れていたのと、引き締まったお腹にうっすらと妊娠線があった。
垂れたおっぱいを手で寄せてみたが、なかなか良い感じのおっぱいだったことが分かった。
俺は左右の乳首をかわるがわるしゃぶると久美子さんが甘い声を上げたので、乳首をしつこく責めた。
そのまま下半身に移動しながら指でアソコを触ってみると、なんとパイパンだった。
毛の無いツルツルのアソコからは早くも汁が溢れ出ていた。
指を入れてみると、押し出してくるほどよく締まる感じだった。
久美子さんの股間に顔を埋めてしつこくクンニすると、上品な奥様のイメージとは逆に激しくよがりながら「いくっ!いっちゃう!」と何度も達したようだった。
クンニを終わらせたあと「久美子さんにもして欲しいな」とお願いしてみると、久美子さんんは「上手にできるかな」と言いながら、俺の体にキスしたり舐めたりしてくれたが、それが絶妙な舌使いで鳥肌が立つほど気持ち良かった。
そして、最後にパクッとペニスを咥えて舌も使いながらフェラしてくれたが、これがかなり上手くて思わず射精しちゃいそうになったくらいだ。
いよいよ挿入、俺はマナーだからと思いゴムを付けようとすると、久美子さんが「今日は大丈夫だから」とうれしいお言葉、俺はそのまんま挿入した。
入れた瞬間は緩かったが、すぐにきゅーっと締め付けてきた。
正上位→バック→正上位と体位を変えて、久美子さんのアソコをペニスで激しく突きまくったが、久美子さんもアソコを締め付けながら腰を使っていた。
最後は正上位で、先っぽを久美子さんの子宮口にくっ付けるようにしながらたっぷりと出し切った。
濃厚なキスを交わして体を離すと、久美子さんが「こんなにすごいの久しぶり…」と言ったので、俺も「やっぱり最高の夜になりましたね」と言った。
俺が下の毛のことを聞くと、久美子さんは「ムダ毛処理してたら、剃り過ぎちゃったから全部剃っちゃったの」と半分笑いながら答えた。
この後、俺と久美子さんは3回も激しめのセックスして、明け方眠ってしまった。
俺が目を覚ましたのは朝10時、フロントからの電話で目が覚めたが、久美子さんんは先に帰っていた。
メモに「恥ずかしいので先に帰ります。また逢ってもらえるかしら。久美子」と書置きされていた。
帰り道にドトールに寄って電話して、「メモの返事、ボクの方こそ、また逢ってもらえますか?」と言うと、久美子さんはすごく喜んでOKの返事をくれた。
それからの1年くらいは、2週間に一度くらいのペースで久美子さんと会ってセックスしたが、付き合ってるうちに気になるというか、不思議に感じることが色々と出てきた。
どんなことか上げみると、
・すっぴんを見せたくないのか、ベッドに入る時も絶対に化粧を落とさない。
・セックスするときに絶対に部屋を明るくしない。
・絶対に一緒に風呂に入らない。
・間違って剃っちゃったと言いながらずっとパイパンのまま。
・いつも中出しOK。
・ホテルに泊まる時は、必ず俺よりも早く起きて身繕いを整えている。
などなど、他にもいくつかあったが、あまりしつこく聞いて久美子さんを怒らせて嫌われてもつまらないので、そのまま気にしないようにしていたが、何か釈然としないまま付き合っていた。
それからしばらくして久美子さんとセックスしたあとに、「そうだ、最近携帯の電池がすぐ切れるから、もしもつながらない時には家の電話にかけてね」と、家電の番号を教えてくれた。
そのあとも普通に携帯にかけていたが、ある時に「携帯の電源が入ってません」だったので、試しに教えてもらった家電の番号にかけてみた。
「はい、○○です!」と小学校低学年くらいの感じの元気の良い男の子が出てきた。
一瞬「ん?久美子さんの子供か?」と思い、「お母さんいますか?」と言うと、「はい!お待ちください」と言った直後に若い声の女性が出てきたので、「あれ?久美子さん?…」と聞き返すと、「あ、母ですね、ちょっとお待ちください」と。
「え?母?」と、何が何だか分からないうちに、ようやく久美子さんが出てきた。
取り敢えず会う約束して電話を切ったが、男の子と、次に出てきた女性は?謎は深まるばかり。
約束の日、いつも通り軽く飲んだ後にホテルに行ったが、久美子さんが「ごめんね、俺君に嫌われたくなくて黙ってたことがいくつかあるの」と。
俺が「何のこと?」と尋ねると、久美子さんが済まなそうな、時に悲しそうな顔で話し始めた。
どんな内容の会話だったかと言うと、こんな感じ。
「私のこと、いくつだと思ってたの?」
「45くらいかなと」
「そんなに若く見えるの?お世辞でもうれしいけどね、本当は57なの」
「えっ!?(絶句)」
「こないだ電話くれた時に、最初に出たのは孫、次に出たのは29になる娘なの」
「・・・・・」
「びっくりしたでしょう?嫌よね、こんなお婆さん」
「・・・・・」
「ごめんなさい、ほんとうにごめんなさい。今夜は帰るね」
そう言って席を立とうとする久美子さんを、俺は後ろから抱きしめた。
「本当のことを言ってくれてありがとう」
そう言って久美子さんのうなじにキスをした。
その夜はいつも以上に激しいセックスをしたが、初めて灯りを暗くしないで久美子さんを抱いた。
そのあと半年くらい付き合ったが、俺が関西に異動になり久美子さんとも会えなくなった。
本当のことを聞いた時にはびっくりしたしがっかりもしたが、それでも体も顔も、何よりも心遣い、気持ちの素晴らしい女性だったと思う。