北国在住のKUROSAWAと申します。
皆様の書き込み、楽しくかつ興味深く拝見させていただいておりましたが、私めも何やら書いてみたくなり、お仲間に入れていただきたく思います。
では、こんなお話しから。
間もなく東北新幹線が開業する辺りの頃のことです。
仙石線宮城野原駅から国道45号線に抜けた辺りに、小さな小さな一杯飲み屋がありました。
お客が五人も入ればいっぱいになるカウンターだけのお店で、五十代後半のおばちゃんが一人でお店をやっていました
会計がやたら安くて、貧乏学生の身にはありがたく、時々寄っては梅割り焼酎を飲んでいたものです。
そんなある日、帰りがすっかり遅くなり、最終電車になってしまい、一杯飲んでおにぎりでも作ってもらおう、と店に寄ったところ、半分閉めた状態で、電気が消えています。
(なお、この店、半分バラックでしめる時には戸板などをロープで巻きつけるだけでした。)
で、いつものようにロープでの固定がないので、おかしいなぁー、と思っていたら、電気がパッとついて、すぐ消えてしまいました。
ん?なんだろう。と、つい店の中を覗くと、カウンターの上で三十代位とおぼしき男性に身をあずけているおばちゃんがくぐもった声をあげていました。
時間にして数分だったと思いますが、男性が射精(多分中だし)し、身体を起こして電気をつけた時、普段とても地味な服装からは想像すらできない、おばちゃんのムッチリした美しい肢体が見えました。
二人ともこちらには全く気づくことなく、行為の終わった部分を拭いて身仕度を整えはじめた辺りで、私めは逃げるようにそこから立ち去りました。
当時、童貞を卒業したばかりで、まだまだセックスのことは知らない時分に、大人のセックスをまじまじと見せてもらえた経験でした。
(はい、もちろん、その夜は四回もオナニーしてしまったものです。)
しかしながら、そのおばちゃんとは、ついぞそちらの方向へは行けず、また、あの夜の話しすら出来ず、卒業と同時に杜の都を去ってしまいました。
先日、当時を思い出し、地下になってしまいましたが、仙石線は宮城野原駅で降りて歩いてみました。
あの店は、今では更地になってしまい、当時の面影はありません。
しかし、あの夜のことは、今では昨夜のことのように思い出されます。
おばちゃん、ご存命なら80歳をこえていることでしょう。
お元気なら、ちょっと会ってみたくも思います。