16歳だった。当時わたしは部活動がおわり、夜七時か八時自宅の最寄り駅に
につく。そこから約二十分自転車で自宅に帰路に就くのだが道中ある楽しみ
があった、それは古本屋に立ち寄ることだった。目的はエロ本。小心な私は
普通の書店やコンビニでは周りの目も気になりなかなかエロ本購入や立ち読
みは出来なかった。その意味でここ古本屋は格好の場所であった。田舎の商
店街の一角に店を構え場所のわりには中規模の店構えで一般書籍他広範囲の
品揃えだったと思う。ほぼ長方形の店内の中央に背の高い本棚があり、仕切
の役目もしているようで店内左右分かれるような造りになっていた。一つし
かない入り口付近の棚には文庫本や新書雑誌等があり突き当たり付近は漫
画、中央仕切の棚を越え同人誌、一周回って突き当たりに至るまでエロ本で
奥に行くにつれてコアな本になる。その突き当たりはかつて出口のガラス戸
が入っているが当時閉鎖されていて(男性客の配慮か万引き防止か)目の高さ
までエロ雑誌が積み上げられていた。落ち着いて本の選別が出来た。しかし
高い棚を挟んだ中央、入り口(出口)入ってすぐに丁度銭湯の番台のようにレ
ジがあり店員は左右両側の店内を見渡せる造りで奥に行けば行くほどその目
線が気になりたまにキズだった。店員はいつも一人。50歳手前ぐらいの可○
子さんだった。