「男って…、ホントにストッキング好きよねぇ…」
と、昨夜過ごした女が言った。
彼女は某大手新聞社の地方支社に勤務している女記者、ある意味高学歴のエリートともいえる。
私は小さなバーを経営しており、たまたま半年前に小さな事件の目撃者の取材をきっかけに二十六歳の女性新聞記者である彼女がお客として通って来てくれる流れとなった。
本当に理知的なややきつ目な顔立ちで、キャリアを感じさせるショートボブがよく似合い、いつも職業柄ダーク系のスーツにヒールかパンプス、やや太ももが太いかなとは思えるが、ブラウンパンストとヒールで上手くカバーしており、私の性的な嗜好をかなり刺激してくれていた。
当然、下心ミエミエにちょっとしたサービスをしたりしているのだが、それがまた彼女の女としてのプライドを上手く刺激したのか、週3回くらいのペースで通ってくれるようになっていた。
私はバーを経営してもう二十年、経験からも
「これはいける」と手応えを感じてはいるのだが、好みの女を目の前にすると内面に秘めたM性が顔を出してしまいあと一押しに時間がかかってしまっていた。
しかし昨夜は何かが違っていた、毎晩続いた熱帯夜に近い気温のせいだったかもしれないし、彼女が限りなく透明に近い黒いパンストを穿いていたせいかもしれなかった。
「ちょっとした議員のお通夜の帰りなの」
来店するなり彼女がそう言い、私は無意識に彼女の黒いパンスト脚に目をやる。
暑くなってきたせいかしばらく黒いパンストを見ていなかった私のフェチ心はかなり昂ぶりを感じてしまう。
「マスターたまには一緒に飲もう」
そんな彼女の言葉に誘われ私はカウンターの隣に座った、週末の夜なのに昨夜はなぜか暇だったのだ。
お互いにドライ系のカクテルを飲みながら少し世間話を交わしながらも私の視線は無意識に組んだ彼女の黒いパンスト脚の光沢に惹かれてしまう、彼女も私の視線を既に感じていた。
「脚好きなの?」
不意に彼女が言った言葉に私は動揺してしまい隠れていたM性が顔を出し、私は頷くしかなかった。
すると組んだ脚のヒールの先が私の脛に当たり
「男ってストッキング好きよね…」
と、唐突に彼女が囁いたのだ。
一瞬にして私の心は震え、返事もままならない。
「マスターと寝てもいいよ…」
艶やかな真っ赤なルージュの唇から夢のような言葉が流れ落ち、彼女が唇を寄せてきた。
寝てもいいよ…
こんな言葉を聞いたのは何年ぶりだろうか?
私達はしばらく唇と舌を貪り合い、店を閉めて店舗の上のマンションの部屋へと抱き合いながら入った。
部屋のドアを閉めるなり私はきつく抱き締め、唇を貪り、激しく胸を揉みしだくと彼女は腰が抜けたようにしゃがみ込んだ。
この展開になるとなぜか心に余裕ができ、私はしゃがみ込んだ彼女のパンスト脚の膝頭に唇を寄せ、無意識に香りを嗅ぐ、そして指先でパンストの感触を愉しみながらゆっくりとヒールを脱がし始め、視線は現れるパンストの爪先に集中する。
そして現れたオールスルーの黒いパンストから透ける赤いペディキュアの爪先を指先で撫でる、ゆっくりと爪先から甲、そして再び爪先から足裏へ。
ヒールに包まれた爪先から足裏はしっとりと汗ばみ、ほのかな芳香を放ち、私の理性を奪ってしまう。
「ねぇ、ベッドで…」という彼女の言葉が今度は私のSな心を甦らせ、そのまま爪先を口に含んだ。
「あんっ」
小さな嗚咽のような悲鳴を聞き、また彼女の言った「男って……」が脳裏をよぎり、彼女は過去にパンストフェチな男と関係を持っていたと確信し、
「堪らない香りだぁ」と言ってみた。
「あぁ、いやぁぁ」
愉悦を含んだ喘ぎが引き金となり私は玄関のフローリングに彼女を押し倒し、口に含んだまま爪先を持ち上げ、爪先から足裏へ、そしてふくらはぎから膝裏へと舌先で味わっていく。
捲れたスカートの隙間から匂い立つような暗い股間が覗け、私の昂ぶりは最高潮となり、唇を這わしながら一気に股間へと移動した。
既に真夏の熱気と、彼女の性の熱気により蒸れたかのように股間のセンターシームは湿り気を帯び、香水と汗と女の香りが入り混ざったフェチにはたまらない芳香を放っていた。私は思い切り股間に唇と舌を押し付けると、彼女は小刻みに小さく震え、愉悦を漏らした。
「あぁぁ………」
小さな絶頂を迎えたらしい彼女のカラダは弛緩し、力が抜け、私のなすがままとなる。
私もふと我にかえり、フローリングの固さの自らの膝の痛みに気付き、ゆっくりと抱き起こしてベッドへと導いていく。
時間がなくなってしまったので、続きは近々レスで書きます。
失礼しました。