思い返すとめんどくさい人の押しには弱かったと改めておもう。
21歳の今頃。当時働いてた所の先輩に合コンに誘われ
断ったら面倒だろうなーと渋々行くことに。
人生初ではあったけど、引き立て要員ってことはすぐわかった。
まあ、体型が体型ですし。先輩もそういう人だったし。
人数は4対4でお店は完全個室って感じ。帰りたい度Max。
自己紹介、私以外は25~7くらい。フリートークで10円を使ったゲーム。
○○なら表××なら裏みたいな。
最初はゆるかったのに、フェラ経験とか経験人数が10人以上だったら表とか
低レベルというかそういう流れになっていって
ですよねーって感じで王様ゲームに。
合コンって本当に王様ゲームするんですね。
王様にだけ秘密を言うとか何番と何番が次の命令が終わるまで恋人繋ぎとか
最初はそんなような命令が行き交い。
ハグ、ほっぺキス、胸を揉む等そういう流れになり
私が食らったのはバックハグ(男性にされた)、壁ドン(女同士)。
口チュウが男同士だったり女性が男性の胸を揉んだりもありました。
そんな中出されたのが「3番と7番が20秒ディープキス」顔が離れたら数え直しってルール付き。
3番はチャラい感じのカイトさんで「やーべー。男だったら恨むわー」とか言っていて
7番は私だった。消えたかった帰りたかった。
隣同士になり、お互い覚悟を決めた。
「じゃあ」と肩を掴まれ目を閉じた。
任せて終わらせてしまえと思ってた。
唇が触れ舌が入ってきた「いーち、にーい」とカウントは想像以上に遅く
キスは信じられないほど下手だった。
歯が当たり舌がうごめいて、そうされているのか実力だったのか
再び歯が当たり耐えきれず押し退けてしまった。
「はーい最初から」と言われ何秒耐えたのかもわからなかった。
「息が苦しくって。それに数えるの遅すぎです」とそれらしい言い訳と文句を言った。
主導権を我が手に。私は決意した。
顔が近づき視線を落とし、上唇に食むようなキスをして目を閉じた
入ろうとして来た舌を舌先で迎え絡ませる
彼のペースになろうとすると唇を離してまた触れ舌先を触れあわせる。
相変わらずカウントは遅いけど、私のペースで私の好きな仕方でキスしてるから1度目ほど辛くない。
肩を掴んでたカイトさんの手が頬にうつり、後頭部へと添えられた。
「じゅーしち、じゅーはち、じゅーきゅう、にじゅう」舌を引っ込めるとカイトさんの舌が一瞬追ってきて
押し退けるように彼から離れた。
私がリードしていたのはバレてるのかな、、、と口を拭き飲み物を飲んだ。
「流石カイトやな」の一言で安心した。大丈夫そうだった。
めっちゃエロいとか次ウチも当たりたいとか話出して
私は、ああ恥ずかしかった感をジワらせ「長いですよ。罰ゲームですよね」とカイトさんに振った
「男同士だったら罰ゲームでしょ」と誰かが言い私相手でも罰ゲームだろと心で思った。
カイトさんは次は誰と何しよーとケラケラしてる。
1番が4番にフェラという命令が出て、男同士だったため
王様に賄賂を渡してゲームが終わった。
みんなが二次会の話をしてる最中
カイトさんの足が私の足に触れ、足開きすぎてたかな?と足を閉じた。
すると、ソファー席で繋がってるイスの上で今度は手が触れて
幅取ってたかと「あ、すいません」と触れた手を足の上に引っ込めた。
「二次会行く?」とカイトさん「帰ります」と答えると
「二人のが消えやすくない?」と言われ「カイトさん消えたら即バレですよ」と答えた。
お店を出てワヤワヤしてる間に群れから離れた。
先輩には帰りますと言ってある。
腕掴まれビクっとした。カイトさんだった。
「マジで消えてるとか」何故追ってきた?あ、キスの口止めかな「大丈夫でs「行こ」聞き取れなかった。
「え?」「交際を前提にホテル行こ」まさにorz状態。
誘ってたのかぁぁぁorzって感じ。
デブなら釣れる的なやつ?試してる?ゲーム?
どんなリアクションしても「かかったぁwww」ってなるやつ?
「都合よく話してくれていいんで、もう戻って下さい」「じゃあLINE、メアド」引けよー
「何なんです?」答えは簡単だった「キスが」「あれはゲームです。意味も感情もないです」
電話までかかってきたカイトさんは群れに戻り、私は帰路についた。
押され負けてたら最終的にエッチしてたのかなーと
今でも思ったりします。
交際をって言われたのが重すぎたかなと。
割り切り1回きりで通されてたら。。。ないな。
と、こんな事もありました話です。