俺、豊満系熟女に目がない道広、32才独身、サービス業関係です。
今住む市に越してきて七年、出会い系は援やらサポやらの女ばかり、お目当ての熟女は連敗街道まっしぐらだったんです。
俺の住まいの近くに、ご主人がお医者様、藤村さんというお宅があるんです。
名前は全て仮名です。
広いし庭も凄い、立派な邸宅です。
そこの奥様がまた、暮町ゆうこさんタイプ、わからない方はごめんなさいですが、俺的にど真ん中ストライクの奥様がいたんです。
会えば挨拶、気さくな奥様で、やがてちょっと立ち話したりするくらいになりましたが、それ以上の進展はないまま、月日は流れました。
昨年の五月、連敗街道突き進んでいたサイトでの出会いに、一つの光が差しました。
太った主婦幸恵と自称した人、俺は粘りに粘り、二ヶ月も要しましたが、会うまでにこぎつけました。
地元民じゃないので、幸恵さんが指定した喫茶店を探すのに手間取り、待ち合わせに30分も遅れる大失態、でも待っててくれました。
喫茶店の二階に上がってみてびっくり、ご近所の藤村さんだったんです。
立ち話する程度ですから、下の名前など知らなかった俺です。
気まずいかな~と思ったんですが、幸恵さんはそうではなく、どんな方が来るか、ビクビクしていたそうで、逆に顔知ってる人で、安心した様子でした。
おおよそ、そのようなサイトに縁がなさそう幸恵さん、やはり初めての利用でした。
最初は普通の会話に終始、少しずつ核心部分に触れていきました。
幸恵さんは生い立ちも含め、真面目に受け答えしてくれました。
幸恵さんの大まかな話。
不動産会社を経営する家庭に生まれ、親の言うとおりに高校、大学と進学、就職するも親や親戚の勧めでお見合いみたいなことをして、お医者様と結婚、以降ご主人の希望により主婦業、自分が50になったこと、下の息子も成人し、人に言われたことばかりの歩みに疑問を持つようになり、冒険してみたい、そうゆう気持ちが勝り、今日ここでこうしてる、それがだいたいの内容でした。
真面目に受け答えする幸恵さんを見て、あまり急いでシモ系に話を振るのはマズい、そう直感した俺は、質問しながらも聞き役に徹しました。
浮気願望みたいなのが、どこまであるのかも掴めないでいました。
時々その喫茶店で会って話をする、その中で知ることが出来たのは、男性はご主人しか知らない、前に営んだのはいつか、思い出せないくらい期間がたつことを知ることが出来ました。