変態告白

～昼のライダー～
今日は待望の雨。私の胸がときめきます。少し怖くなってやめていた全裸のライダー。あの場所へ中古で買った１２５ｃｃのバイクを走らせます。もちろんフルフェイスヘルに雨具らしきものを着て。

雨の中を遊び場に到着すると廃墟の中で着ているものを全て脱ぎ捨てます。もちろん靴もソックスもなし。足の甲の痛みもなんのその。

中粒の雨が降りしきる中、肩にふわっとかかる髪を一本結びにして川を挟んだコースを時計周りで疾走します。今走ってるところは旧道で人も車もいません。ドキドキはこれからです。

国道部手前の橋で様子を見ます。左から車が通過するのに誘われるようにして車の後に続きます。
「あぁ、真昼間に素っ裸でバイクに乗ってる。凄い、凄い。素っ裸よ、素っ裸。あ、車来た、いや」。バイクにへばりつくようにして身をかがめて回避します。
「あっ、あっ、後ろから車来てる。あっ、前からも来た」。
車とすれ違った後に加速した後に右折して橋を渡って元の場所に来ました。

スリル満点の世界にドキドキが止まりません。いつもならバイク集団や車が行きかう国道ですが雨のせいか少ないです。そのことが私を大胆な行動へと誘因させます。
身震いさせて再びバイクに乗って飛び出します。降りしきる雨の中、川向うの右手の国道を走る車を目にしながら橋まで来ると今度は隠さない。見せてやる。粗い息遣いの中飛び出します。

「ああっ、素っ裸よ。素っ裸なの。車来て、車来て。あぁ、はぁ、いや、いや。あっ、車来たーぁ。私の素っ裸のオッパイ見てぇ。見られた、見られた。いーい、いーい」。
身体を反らして思いっきりオッパイを見せつけました。
「ああっ、凄い、凄い。もう一度やるのよ」。
今度は橋を渡らず国道を逆走します。大胆極まりない行為ですが雨が私の背中を押してくれます。
「あぁ、いや、いや。素っ裸でバイクに乗ってるの。あ、車来た。見て、見て、私の素っ裸見て。ああーっ、気持ちいい。
すきー、すきーぃ。素っ裸よ素っ裸なの。えっ、あっ、いやっ」。
前にばかり気を取られたせいかすぐ後ろに車が来てるのに気づきませんでした。加速してＵターンして付いてきていた車にオッパイを見せつけた後に加速して廃墟まで来てバイクを奥の方に隠して衣服を身にまといます。６０代ぐらいの眼鏡をかけたしかめっ面のおじさんでした。前後から私の全裸バイク姿を見られたのは一名だけでした。これで昼夜の裸イダー完了です。