ギャルやミニスカルーズのJKがブームだった頃の話。
軽くノックして部屋の扉を開けると…
ソファーの上で跳ねながら浜崎あゆみの歌を熱唱するミニスカ&ルーズソックスJKの後ろ姿が視界に入った。
ここは個人経営のカラオケ店の一室。
ドが付くほど田舎のカラオケ店で平日23時まで日曜と祝日は21時まで。
今日は日曜日の21時30分過ぎ…
そこそこ広めの部屋の真ん中に長方形のテーブルがあり、テーブルの三辺を囲むようにフカフカのソファーが設置してある。
部屋の入り口から見て右手に熱唱するJK。
向かって左手のソファーには豹柄のホットパンツ姿のぽっちゃりギャルが寝転がっていて、その隣にキャミソールにローライズデニムのギャルがテーブルに脚を乗せ煙草をふかしている。
正面のソファーには彼女たちの鞄が放り投げられ乱雑に置かれていた。
視線を下げるとテレビ画面の前で屈んでカラオケ機器の音量調節をする上下グレーのスウェット姿の女子もいる。
ホットパンツギャルが僕に気付いた!途端目尻が下がり「おーっと、来た来たwww」僕を指差し皆んなに知らせる。
制服JKは浜崎あゆみの曲を打ち切り、テーブルに置いた眼鏡をかけ、僕の姿を認めるとニヤニヤがとまらない。
ホットパンツギャルが僕に近寄り「来るの早いじゃん、我慢できなくて苛められに来ちゃった?もうチンポ勃ってんだろ?ちゃんと尻も洗ってきた?」軽く頬をビンタされました。
制服JKが笑い転げるもマイクがオンの状態で部屋中に大声とキーンと耳障りな音が響き渡る。
制服JK「チビ、裏口の鍵もちゃんと閉めた?」
僕 「はい」
「はいだって〜wwww」
ローライズギャルが煙草の煙を吐き出すと「んじゃ、とりあえずマッパね」と言うと笑いの渦が巻き起こった。
ここに来るのは二週間ぶり。サイトで知り合ったJK達。
初対面の日は2人だけだった(ホットパンツとローライズ)
「苛められたいドMくん募集」
条件。超M男!お触りNG!ウチらが苛めるだけ(ウチらストレス溜まってるから覚悟あるやつ)29歳まで!デブとハゲはNG!
ウチら18歳の女高生2人組だけどそんなに可愛くないから(笑)お礼はカラオケ料金+αで!的な募集だった。
当時21歳の僕は年齢的に彼女達の興味を引いたみたいで直ぐに返信が届き、次の日の夕方に指定場所のカラオケボックスへ向かった。
指定された場所はそこそこの田舎で、市内だと思ってた僕は少し不安に駆られるもドキドキしながら駅を降りた。
大手のカラオケ店ではなく辺鄙な場所にポツンと佇む店だった。
受付の高校生らしきポニーテールの眼鏡をかけた地味な女の子に部屋番号を告げるとニヤニヤしながら部屋の場所を教えてくれた。
その日はホットパンツもローライズも制服姿だった。
2人ともブリーチで脱色した茶髪。
紺のチェック柄のミニスカートに水色のYシャツ。
ダボダボのルーズソックスと踵を履き潰したローファー。スクールバッグとガラケーにはジャラジャラとストラップがぶら下がっていた。