~見られた~
2020年の12月の初めに事務所内で裸になった時のことです。
夕方、女子で一人残ってた私は退社して事務所を後にしました。更衣室で着替えてるときにムラムラってして全裸になるとオデコ全開のポニーテールにして手錠を後ろ手にかませます。素足でフロアの感触を感じながら素っ裸の後ろ手錠で更衣室から出ます。ドキドキの瞬間です。トイレの前を通過して左の事務所側を伺います。数人の管理職みたいな男子がいるだけです。
思い切って廊下に出ると右側を目指します。大鏡の前で立ち止まって自分に見とれます。こんな所で裸になってると思うとゾクゾクしちゃいます。お尻を突き出したり身体を反らしたりといやらしい姿に見とれていた時です。事務所のドアが開いたのです。三十代の少し危険な男性でした。「おっ!おおーぅ」。
驚いていたのですが私は顔を伏せてその男の前を通過して非常階段の方に消えていきました。
「ああーっ、見られた。見られた。今もお尻見られてる」。
階段を必死で駆けあがります。頭の中がカーっとして慌てふためいています。これで転勤になったあの最低野郎と優しい部長さんとこの男で会社の三人に全裸を見られたことになりますが今回が一番危険な相手です。
上の階から下の方を見るとあの男がキョロキョロしていましたが直ぐに身を隠します。顔はどうだろう。髪型はいつもと違うし。認識されたのだろうかと不安になります。でも見られたことで興奮が収まりません。一歩ずつ降りていきます。二階まで来ると事務所の方を見つめます。誰もいません。
「ああーっ」といういやらしい喘ぎ声をあげて廊下を小走りで駆け抜けます。事務所の前を通過して大鏡まで行こうとした時です。螺旋階段のある喫煙所?になってるドアがいきなり開いたのです。「あっっ!」。急ブレーキで止まって少し固まりました。あの男性は「え、あれ」って言葉を発して目と目があってしまったのです。大慌てで引き返します。後ろを見ると追いかけてきます。
「いや、いや。こんなのだめ」。泣きそうな顔で一階まで降りて行って外に出ます。歩道の右側は国道で車の往来が頻繁です。でも今はそんなことを気にしていられません。大きな木の植え込み部分に隠れます。
「いや、いや。助けて。こんなことしません。もうしません。助けて。助けて」。
もう祈るしかありません。でもこのままでは誰かが来てしまいます。車が途切れた瞬間に駆け抜けてビルの中に入って階段を駆け上がります。二階まで来ると恐る恐る事務所の方を見た後に壁にもたれかかって目を閉じます。「見られた。見られた。もろに見られた。すごい、すごい。」。
髪型は違っても直ぐ近くで正面から見られたのです。それなのにオマンコは破裂しそうです。口を立て開きにして首を小刻みに振ります。それは見られたことを否定するのではなく歓喜に震えています。こんな身近に最高の刺激が待ち受けていたのです。事務所内でもスケベ男と評される男に見られたことで私の雌臭があふれ出します。
しばらくしてオナニーしそうになりながらもセーブして中腰で事務所の方を鋭い眼差しで見つめながら更衣室に消えていきました。
更衣室の中でも葛藤が続きます。外に出てオナニーしたい。そんな気持ちが頭の中を駆け抜けます。
我慢できません。もうどうなってもいい。そう思って何のためらいもなく廊下の方まで出て壁の角っこに大股開きでオマンコを押し付けます。私の右半分が事務所側から確認できます。身体を反らせて事務所の方を見つめながらオナニーします。
「あぁ、凄い。見られた場所でオナニーしてる。あぁ、いや。すごい、すごい。あなたが見た女が素っ裸でオナニーしてるの。あっ、あぁ。オマンコ気持ちいい。来て―ぇ、来て。あっ、あっ、いや、いや。あっ、あっ、あっ、あっ、いい、いい。あ、あ、あ、あ。頭がわかんない。いくーぅ、いくーぅ、いく、いく、いく。あっ、ああーっ」。
荒い息遣いの中で天井を見つめます。どうしようもない変態だけど幸せです。今のこの瞬間がいつまでも続けばいい。この場から離れたくないけど恐怖心も湧き出てきて更衣室に戻ってつまらない衣服を纏うことに。
後日、事務所内であの男の目線を感じていましたが平常を装いました。今度は髪型を変えずに見られたい。そう思うと気になるどころか快感に感じます。